地域医療連携

広島県リハビリテーション広域支援センターとしての活動

 当院は平成25年4月に、『広島二次保健医療圏における地域リハビリテーション広域支援センター』として広島県から指定を受けました。(指定施設は、県内で10施設)

 広島県では、地域包括ケアシステム構築のため、「地域リハビリテーション推進事業」を実施し、県リハビリテーション支援センター・地域リハビリテーション広域支援センター(以下、広域支援センター)・地域リハビリテーションサポートセンターの指定を行っています。

 私たちは広域支援センターとして、

  1. 地域住民の相談への対応に係る支援
  2. 市町・地域における関係機関からの相談・技術支援及び人材派遣
  3. 医療介護連携の推進
  4. 地域リハビリテーション推進に係る研修会の開催等

を積極的に行っています。

具体的には、
【1 地域住民の相談への対応に係る支援】
   地域の方々からの、リハビリテーションや介護に関わる相談への対応、西区民まつりや町内会
  などの行事で医療・介護の相談や運動指導等を行っています。
【2 市町・地域における関係機関からの相談・技術支援及び人材派遣】
   地域包括支援センターや介護事業者からのリハビリテーションに関わる相談に対応しています。
  現地へ赴き、専門職として直接的なアドバイスを行い、積極的にサポートをしています。
   また、行政・地域包括支援センターと協働し、介護予防事業にも積極的に参加しています。

リハビリ1

【3 医療介護連携の推進】
   「リハ・カフェ」を開催し、圏域内の医療・介護に関わる事業所や地域包括支援センターと情報
  交換の場を設けています。年3回の定期的な開催により、徐々に連携の輪が広がっています。
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   また、介護予防事業等を通して、行政・医療機関・介護施設・事業所等とネットワークを作り、
  連携の強化を図っています。
   その他、退院患者様やご家族の方の情報交換の場として、参加者の方より「燦々会(さんさんのか
  い)」と命名された会を立ち上げ、開催しております。参加される方々の想いを尊重し更に発展させ
  ていきたいと思っております。
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【4 地域リハビリテーション推進に係る研修会の開催】
   圏域内の医療介護従事者を対象に、研修会等を開催し、地域リハビリテーションに係る人材育成
  を行っています。
【5 その他】
   平成26年8月20日に発生した安佐南区・安佐北区における局地的な豪雨による「広島県大規模土
  砂災害」では、広島県より療法士の派遣要請を受け、災害発生の10日後から広島県公衆衛生リハビ
  リチームの活動を終了する10月5日までの間に33名の療法士が、平成28年月に発生した熊本地震の
  際には、1名の療法士が7日間、学校や公民館など各避難所に避難しておられる方々の生活不活発病
  の予防を目的に、現地へ赴き、支援をさせていただきました。

 入院されている方、訪問・通所リハビリテーションをされている利用者さんにも、皆さん共通して、地域での生活があります。個別のリハビリテーション以外に、地域での生活を支援することも私たちの大切な仕事です。何か、ご相談ごとがありましたら、お気軽にご相談ください。

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