入浴について ~便利な福祉用具の紹介~
この頃一段と寒くなり、入浴ではゆっくり湯船につかりたい時期となってきました。
入浴は麻痺を呈した方にとって、浴室・浴槽内は滑りやすく、浴槽を跨ぐ動作など難しい場合が多いかと思います。
今回は入浴に関する便利な福祉用具の紹介をさせて頂きます。
①シャワーチェア
・座面が高いため、立ち上がりやすく、介助者の方も洗体しやすいです。
・重度の方であれば、ベッドから浴槽まで移動することができる シャワーキャリー(車椅子型の入浴用椅子)を利用されると便利です。
・座面が高いため、立ち上がりやすく、介助者の方も洗体しやすいです。
・重度の方であれば、ベッドから浴槽まで移動することができる シャワーキャリー(車椅子型の入浴用椅子)を利用されると便利です。
②バスグリップ
・浴槽を跨ぐ際に足が上がりにくい方が対象です。
浴槽の縁に取り外し可能な持ち手をつけることができます。
・浴槽を跨ぐ際に足が上がりにくい方が対象です。
浴槽の縁に取り外し可能な持ち手をつけることができます。
③バスボード
・浴槽を跨ぐことが困難な方でも、浴槽上にバスボードを渡し、
座った状態のまま浴槽へ移動することができます。
・浴槽を跨ぐことが困難な方でも、浴槽上にバスボードを渡し、
座った状態のまま浴槽へ移動することができます。
④浴槽内椅子
・浴槽から立ち上がることが難しい場合、浴槽の中に沈めて使用する低い浴槽内用椅子を使うとスムーズに立ち上がることができます。
・浴槽から立ち上がることが難しい場合、浴槽の中に沈めて使用する低い浴槽内用椅子を使うとスムーズに立ち上がることができます。
☆福祉用具の購入について
・介護保険制度を利用されている方では、上記の特定福祉用具の購入は1割が自己負担となります。 詳しくは担当の介護支援専門員またはリハビリスタッフまでご相談ください。
☆冬の入浴にあたって
・冬場の浴室は脳卒中を発症しやすい場所でもあります。 入浴前に脱衣場、浴室を暖め、急激な温度差を少なくすることが脳卒中の予防につながります。
・入浴中は体温が上昇し、発汗量も増え、気付かないうちに水分が失われています。
入浴前に水分摂取を心がけましょう。
・冬場の浴室は脳卒中を発症しやすい場所でもあります。 入浴前に脱衣場、浴室を暖め、急激な温度差を少なくすることが脳卒中の予防につながります。
・入浴中は体温が上昇し、発汗量も増え、気付かないうちに水分が失われています。
入浴前に水分摂取を心がけましょう。
最後に
入浴は温熱作用により皮膚の清浄、血液循環作用の促進、筋緊張・疼痛の緩和、リラクゼーション効果等が得られます。身体機能が低下された方も、福祉用具を利用することで本人、介助者にとっても楽に安全に入浴することができますので参考にしてみてください。
入浴は温熱作用により皮膚の清浄、血液循環作用の促進、筋緊張・疼痛の緩和、リラクゼーション効果等が得られます。身体機能が低下された方も、福祉用具を利用することで本人、介助者にとっても楽に安全に入浴することができますので参考にしてみてください。
参考文献 : 医歯薬出版 日常生活活動(動作)第3版、France Bed ホームケア全科
文責:リハビリテーション部 作業療法士 右田 祐子