クーラー病

人間には、本来、環境適応能力が備わっています。ところが、クーラーという人工的な環境の変化によって、その体温調整能力に変調が起こり、自律神経の失調を来して、様々な症状を引き起こすことがあります。このような体の変調を総称して「クーラー病」と呼んでいます。
●クーラー病の主な症状
 体の冷え、倦怠感、食欲不振、頭痛、腹痛、下痢、神経痛、生理不順 など
体の冷え、倦怠感、食欲不振、頭痛、腹痛、下痢、神経痛、生理不順 など
●クーラー病の原因
温度を低くしすぎたり、冷風を体に直接受けたり、暑い屋外と冷房の効いた部屋といった温度差の激しいところの出入りを繰り返すことによって、自律神経の失調が起こり、体の不調の原因となります。お年寄りや乳幼児は体温調節が苦手ですので、特に注意が必要です。
●クーラー病を予防するには
 ☆外気温との差が5℃~6℃が理想です。
 ☆外気温との差が5℃~6℃が理想です。
 ☆外出するときはカーディガンなどを持っていきましょう。
 ☆寝るときはタイマーをかけましょう。
 ☆冷風を体に直接当てないように工夫しましょう。
 ☆時々外へ出て体を動かしましょう。
 ☆おふろにゆっくり入り、寝る前に体をマッサージ

適度にクーラーを使用し、涼しく快適な夏を過ごしましょう。
参考文献 一般社団法人大阪府医師会ホームページ
 国民生活センター 『くらしの豆知識2006年』ホームページ
 (文責:広報委員会 先家 朋恵)

















