インフルエンザに注意!!
朝晩が涼しくなり、秋らしい季節になりました。気温と湿度が低下してくると気になるのが感染症です。これからの時期に特に注意したいのがインフルエンザです。 普通の風邪と比べて感染力が強く、高熱や全身の倦怠感や関節痛などの全身症状が出るのが特徴です。
インフルエンザの流行時期
例年は12月~3月が流行時期で、1月から2月がピークです。しかし今シーズンは、流行開始が早く、沖縄では9月からすでに警報レベルで、東京などの地域でも流行開始が発表されています。
インフルエンザの感染経路
咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことによる「飛沫感染」と、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる「接触感染」により感染が起こります。
インフルエンザの予防法
日常生活でできる予防法と、ワクチン接種による予防法の2つの予防方法があります。
- 栄養と休養を十分取り、抵抗力を高めておく。
- 人ごみを避け、ウイルスを寄せ付けない。
- ウイルスは低温、低湿度の環境を好むため、適度な室温、湿度を保つ。
- 外出後は手洗い、うがいをする。
- マスクを着用する。
また、ワクチン予防接種により、発症する可能性を低くしたり、感染しても重症化することを防ぐことができます。
ワクチン接種は医療機関で受けることができ、当院でも接種することができますので、お気軽に受付へ申し出てください。
■予防接種期間:令和元年10月15日~令和2年3月31日まで
※但し、助成期間は令和2年1月31日まで、令和2年2月1日から自己負担免除者であっても
全額自己負担となります。
■申し込み:当日直接受付にて申し込み下さい(予約不可)
※体調によっては接種できない場合があります。
・明らかに発熱のある方
・以前、インフルエンザ予防接種を受けたときに異常がみられた方
・重い急性の病気にかかっている方
※当院では、16歳未満の方の接種は行っておりません。
■料金
①接種日に65歳以上で広島市内在住の方:保険証提示により 1,600円
②接種日に60~65歳未満で、心臓、腎臓、呼吸器の機能、又はヒト免疫不全ウイルスによる
免疫機能に対して身体障害者1級の障害を有する方:身体障害者手帳の提示により 1,600円
③接種日に65歳以上で広島市内在住の生活保護世帯に属する方
接種日に65歳以上で広島市内在住の市民税所得割非課税世帯に属する方:無料
④上記に該当しない方:4,000円
インフルエンザの検査方法
綿棒で鼻や口の中の粘膜をこするだけの簡単な方法で検査することができます。
当院の場合は、キットを使用し、約10分で結果が出ます。
しかし、発症から12時間以内に検査をしても、陰性と出る場合があります。インフルエンザの治療薬は発症から48時間以内に投与する必要があるため、陰性であっても高熱が持続する場合は、もう一度12~48時間以内に検査することが望ましいと言えます。
インフルエンザの治療方法
インフルエンザ発症から48時間以内に抗インフルエンザ薬(タミフル、リレンザなど)を投与する必要があります。発熱により汗がたくさん出るので、脱水予防のためにも、水分摂取を心掛けましょう。
参考文献 厚生労働省 インフルエンザに関する報道資料発表
(文責:広報委員会 木村隼人)
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