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寝たきり予防について

 寝たきりの原因も様々ですが、第一位は脳血管疾患(全体の約1/3)によるものです。  1週間寝た状態が続くと筋力は約10~20%、骨量は約1%低下していくと言われているように、寝たきりになれば全身状態が悪化するだけでなく、介護する方の負担も増大します。  そこで、今回は寝たきりにならないための6箇条を紹介します

1.廃用症候群の恐さを知りましょう
 寝ている状態が長く続くと、筋力低下や関節が硬くなる関節拘縮、また心肺機能の低下、咀嚼・嚥下(噛む・飲む)機能の低下、さらには低栄養や骨粗鬆症の進行、認知症やうつ病といった精神機能低下などを招きます。
 これらを総称して廃用症候群と呼びます。廃用症候群が進行すると自力では動けない身体になってしまうのです。

2.まずは座ることから意識しましょう
 寝たきりを防ぐためにまず座ることの重要性を知る必要があります。  座ることで①覚醒レベルの向上、②座るために必要な筋力やバランス能力の向上、③嚥下機能の向上、④心肺機能の向上、⑤立ち眩みなどに対する血圧調節力の向上、⑥床ずれの防止、⑦便秘の改善などが期待できます。

3.低栄養に気をつけましょう
 介護を必要とする高齢者に多いのが低栄養です。一般的に血液中のたんぱく質の一種である血清アルブミン値が3.5g/dl以下だったら低栄養と判断されます。低栄養により筋肉量の減少だけでなく、免疫機能の低下により感染症も起こしやすくなります。身体機能を高めて日常生活動作を向上させるには、まず栄養状態を改善することが必要です。

4.口で噛むことを大切にしましょう
 よく噛むことで脳の前頭連合野という部分が活性化することが、脳科学の研究でも証明されています。この前頭連合野は脳の活動性の調節に重要な役割を果たしており、記憶や情動などと深く関連しています。その為、口でよく噛むことは認知症予防や心を落ち着かせる効果も期待できると言われています。

5.口腔ケアをしっかり行いましょう
 口腔内を清潔にすることで、歯や口の疾患を予防し、口腔機能を維持することができるだけでなく、誤嚥性肺炎など全身疾患の予防にもつながります。

6.人との交流を大切にしましょう
 寝たきりにならないためには、家から出て過ごす時間が大切です。人との交流はお互いの心を動かし、意欲を高め、前向きな生き方へと導いてくれます。つまり、人との交流を得ることで心身ともに良い影響を与え、寝たきり予防にもつながるのです。

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おわりに
 当院では365日体制、かつ早期からのリハビリテーションを実施しています。また、多職種で構成された栄養チームによる栄養状態の管理や歯科衛生士による口腔ケアなど万全の体制で取り組んでいます。
 今後も寝たきりによって生じる廃用症候群の進行を防ぎ、少しでも早く患者様が回復されるように、スタッフ一同協力しあい日々励んでいきたいと思います。    

参考文献:介護者のためのリハビリと生活ケア
文責:リハビリテーション部 中村 翔

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