1~3年目療法士を対象にBLS研修開催しました
去る7月24日(木)、当院5階研修室にて、独立行政法人国立病院機構 岩国医療センター 救急看護認定看護師 十時良子さんを講師にお招きし、新卒1~3年目療法士を対象に『BLS(Basic Life Support;一次救命処置)』に関する研修を開催しました。
当日は、当院入職3年以内の若手理学療法士・作業療法士・言語聴覚士計10名が参加し、AHA(American Heart Association)ガイドライン2010に基づいた座学・デモンストレーションビデオ視聴の後、3グループに分かれ、人形を使用した実技演習を行いました。
《参加者感想》
●作業療法士3年目
BLSに関して、講義のみであるとわかった気になるだけだったと思いますが、実技を通してより「もしも」の時の状況について考える事が出来ました。病院に勤めている以上、起こりうる可能性のあること、BLSの必要性について改めて実感しました。自分がBLSを行う立場になると、不安を感じることが強いと思いますが、教えていただいたことをもとに、率先して動くことができればと思います。
●言語聴覚士3年目
1つ1つの動作にも丁寧に指導していただき、勉強になりました。看護師からの視点や注意点を教えていただいたことで、細やかな部分まで分かりやすく学べました。「2分以内にAED」という言葉もあったように、急な場面でもすぐ動けるスタッフでありたいと思います。自信にもつながりました。ありがとうございました。
●理学療法士2年目
今まで、BLSに関しては、学校で習ったり、自動車学校の教習で実践したりしましたが、その頃はおおまかな流れのみで、医療的処置は習わなかったので、今回、気道の確保方法等、より実践的なやり方を習えてとても勉強になりました。 実際に胸骨圧迫を行うと力が思った以上に必要なことがわかりました。又、換気を行った時に、患者様に的確、有効的な人工心肺蘇生が必要であることも身にしみました。今後、自分の身の回りでも今回の研修を活かす機会があるかもしれません。その時に落ち着いてしっかり対応できるように、よりスキルアップに努めたいと思います。ありがとうございました。
いつも以上に真剣な若手療法士の皆さんでしたが、このような研修をとおして、当院リハビリテーション部が掲げる『積極的かつ、安心・安全なリハビリテーションの提供』に繋がると思います。今後も、若手に限らず定期的に開催していきたいと考えます。
文責 : リハビリテーション部長 今田直樹