職員研修として医道倫理研修を行ないました
去る11月2日(水)、医道倫理委員会主催にて、講師に、第一三共株式会社 医業経営コンサルタント メディカルリスクマネージャー 服部 哲茂様をお迎えし、主にインフォームド・コンセントについて職員研修が行なわれました。
まず、医療行為を行なう場合、患者と医療機関の間には契約が発生することになり、それぞれに義務が伴うというお話から始まりました。契約というと堅苦しく感じますが、患者様は診療に協力すること(医師への説明、医師の指導に従う)、費用を支払うことなど、医療機関は適切な診療、結果説明、医師法を守ることなどが挙げられ、通常行なうべき事でありました。それらが円滑に進む為に、インフォームド・コンセントが必要ということです。双方が協力し合う医療環境を築き、質の高い医療を達成することが目的とされています。
インフォームド・コンセントは「説明と同意」という意味ですが、現在、又これからは、行なう医療の内容、それに伴う危険、他の治療方法の説明といった「充分な説明」と、それを患者様が納得された上での「理解ある同意」を得ることを意識することが重要とのことでした。
患者様が医療行為を受けられる場合、方針決定が必要な場面は必ずあり、その際インフォームド・コンセントを得ることは医療現場では当たり前に言われていますが、どのようにどこまで得るべきか、といったところを再認識することができたと思います。
又、スムーズにインフォームド・コンセントを得られるように、チーム医療のもとで、常日頃から患者様への気配り、コミュニケーションを大切にすることも必要であると感じました。
リハビリテーション部 山木 雅博