職員研修として医療安全研修を行ないました
去る11月25日(金)、厚生労働省が位置づける「医療安全推進週間」と合わせ、リスクマネージメント委員会主催にて、株式会社トップから講師をお迎えし、『輸液ポンプの安全使用』について職員研修を行ないました。
まず、「なぜヒューマンエラーを起こすのか」から始まり、輸液ポンプ等に関連したヒヤリ・ハット事例を紹介され、輸液ポンプの操作手順について説明を受けました。最後は、実際に院内で使用している輸液ポンプに触れながら、正しい操作の説明を受け、確認をしました。
看護業務のヒヤリ・ハット事例の中で医療機器の事例は全体の約2.4%を占めているそうです。その中で、輸液ポンプ等に関連したヒヤリ・ハット事例の内容は、設定・操作に関連する事例が52%、回路に関する事例が20%、観察・管理に関する事例が13%占めているそうです。
設定・操作では、流量設定の滴数と流量の間違いや、開始忘れ。回路では、輸液セット装着不良。観察・管理では、血管外漏液やクレンメ・三方活栓開け忘れなどを挙げられました。
看護業務の中では、輸液ポンプは日常使用している機器であり、マンネリ化しないように、正しく機器を使用すること。観察や確認の大切さ、管理の大切さを再確認することが出来ました。
実際に院内で使用している輸液ポンプを操作しながらの説明であったので、わかりやすく、今後の実践に活かせる内容でした。
文責 : 看護師長 光森 百合子