第49回五福の会健康教室開催
平成26年9月24日(水)に第49回健康教室を開催いたしました。「脳卒中についてご存知ですか?」をテーマに、脳神経外科副部長 加納 由香利が講師を務めさせていただきました。
講義の話としては、脳卒中の分類、MRI・CT画像、危険因子についてでした。私たちが脳卒中予防のために気をつけることは、まず、危険因子を把握し、意識して生活することがあります。そのため、今回の講義内容の一部を参考にしていたければと思います(下記参照)。
【生活習慣での危険因子】
・大量飲酒…1日1合を超えてお酒を飲む人には、脳卒中で死亡する人が多くなる。
・たばこ…たばこを吸う人は、吸わない人に比べて4倍も脳卒中で死亡しやすい。
・運動不足…運動が不足すると、食事でとったエネルギーを消費しきれず、肥満に
つながるばかりか、糖尿病や脂質異常症、高血圧も引き起こす。
・肥満…脳卒中の危険因子である高血圧や糖尿病の原因になるため、
間接的に脳卒中の危険因子となる。
【病気での危険因子】
・高血圧…血圧が上昇すると脳卒中にかかりやすくなったり、死亡する人が多くなったりする。
・糖尿病…脳卒中で死亡する率が、正常な人の2~3倍となる。
・心臓病…心房細動(脈の乱れ)は、心臓の中にできた血のかたまりが血液の流れに
乗っていき、脳の血管で詰まって、脳梗塞の原因となる。
次回の健康教室も引き続き、脳卒中について理解を深める内容となっておりますので、多数のご参加お待ちしております。
☆健康教室・介護教室のご案内☆
(第50回健康教室)
・日時:平成26年11月26日13:00~14:00
・テーマ:「脳の病気に関するお話」
・講師:副院長 鮄川 哲二(脳神経外科専門医)
・場所:1階外来待合
(第46介護教室)
・日時:平成26年10月25日12:30~13:30
・テーマ:「〝食べること″の障害について」
・講師:看護師長 石田 敬子(摂食・嚥下障害看護 認定看護師)
・場所:1階リハビリ室
・お問合わせ先:荒木脳神経外科病院 地域連携室
TEL:082-272-1130(地域連携室直通)
※各教室で開催時間が異なっております。お間違えのないようにお越しください。
(文責:地域連携室 漆谷 恵美)