感染防止対策研修会が開催されました
去る9月27日(木)18時30分~、当院1階リハビリテーション室にて、感染防止対策委員会が主催し、広島市立安佐市民病院 医療支援センター 感染管理認定看護師の大野公一氏をお招きし「感染防止対策―環境整備と手洗い」というテーマで研修会が開催されました。今回は「洗浄・消毒・滅菌」と「院内にある感染症発生環境ラウンド」について実践例も交えて分かりやすく教えていただきました。
「洗浄・消毒・滅菌」は主に患者様に使用した物品の処理方法についてのお話で、感染症の有無によって方法を変更するのではなく、どのように使用されるのか、また使用時に患者が受ける感染のリスクはどうかを考え、処理方法を選択するものでした。その中で最も大切なのは「洗浄」であり、どんな方法でも洗浄なくして消毒、滅菌は完全に行えないということを学びました。「環境ラウンド」では院内でよく見かけるものの配置や習慣的行為に潜む感染症の発生源について実際の現場の写真を交え教えていただきました。そこでは院内で見かける風景の中でちょっとした気づきや工夫の実践により感染症を防げることを学びました。
これからも患者様に安心できる医療環境を提供できるよう、このたび学んだ知識による感染予防対策と日ごろの気づきや創意工夫により感染予防対策を心がけていきたいと思います。
文責:リハビリテーション部 言語聴覚士 常光七穂