リハビリテーション部で、車椅子研修を開催しました。
平成26年6月5日(木)に、当院1階のリハビリテーション室にて、リハビリテーション職員を対象に「車椅子の基礎知識」と題して、株式会社フロンティア様協力のもと、車椅子及び関連物品に関する研修を開催しました。
勉強会の内容は、前半に車椅子に関する座学、後半に車椅子及び関連物品の体験の2部構成でした。座学では①標準型車椅子の問題点、②車椅子のサイズを決める身体部位のポイントについて講義していただき、標準型車椅子で起こりうる二次障害や、車椅子を使用者に適合させる上で重要なポイントなどについて詳しく教えていただきました。
後半は、新製品や関連物品を実際に体験し、モジュラータイプの車椅子(座面の張り具合、座奥行や背シートの長さを変えることができる)は当院にある物より細かな部分まで変えることができ、より使用者に合った設定が可能になっていると感じました。新製品の中には、駆動の際に使用者が少ない力で駆動できるアシスト型電動車椅子があり、麻痺などにより両上肢の力が違う場合でも、一方に旋回せずまっすぐ進むことが可能な機能など、新しい機能を体験させて頂きました。
今後、使用者の身体的特徴に合わせ最適なクッションや他の付属品を組み合わせて、使用者にできるだけ適合し、使用用途に合った車椅子の選定ができるよう、今回の研修で学んだ点を日々の業務の中で活かしたいと思います。
文責:リハビリテーション部 菊次 光治