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去る6月13日(木)18:15より当院5階研修室にて、感染防止対策委員長の谷脳神経外科医長による「院内病院感染対策」に関する講義と、坪井3階病棟看護主任による「社団法人広島県看護協会主催の『シリーズ感染管理』研修」の伝達講習が行われました。
谷委員長からは、医療関連感染(入院時には存在・保菌していなかったが、病院などの医療施設でケアの過程で患者に発生した感染)とその感染予防策についての講義がありました。坪井看護主任からの研修報告では、職業感染(業務遂行中に血液や潜在的感染性を有する皮膚・眼・粘膜に接触することでの感染)やその感染防止対策の必要性についての伝達がありました。
感染予防対策では手洗いやうがい等の標準予防策から、マスクの着用など日常簡単に取り組める事が多くありますが、振り返ると日々の中で疎かになっていたと思いました。感染予防は、職員一人だけが予防しても大きな効果は得られ難く、多くの職員が感染予防を日々の臨床の中で意識する事で大きな効果を発揮することに繋がります。誰かにうつさない事も大切ですが、まずは感染症にならないように職員一人一人が注意して行動する事が最大の感染予防に繋がるのではないかと考えます。
これからも、患者様に安心・安全な医療を提供できるよう今回の感染対策研修で学んだ事を病院全体で実施して感染予防に努めていこうと思います。
文責 : リハビリテーション部 末平将也
去る6月7日(金)18:30より当院5階研修室にて、教育委員会主催による「第9回学会発表における院内事前発表会」が開催されました。
今回の発表者の一人目は、平成25年6月14~15日に盛岡市民文化ホール(岩手県)で開催される「第15回日本医療マネジメント学会学術総会」にて口述発表予定の中村看護師主任から「脳神経外科急性期病棟における転倒転落の分析」という演題発表がありました。
二人目以降は、平成25年6月27~28日に朱鷺メッセ・ホテル日航新潟で開催される「第63回日本病院学会」にて、口述発表予定の吉本看護師が「脳卒中患者家族への退院指導」、清水理学療法士副主任が「当院における急性期脳血管障害に対する早期リハビリテーションの効果」、藤原作業療法士が「回復期リハビリテーション病棟における情報共有ツールの運用と今後の課題」、沖元言語聴覚士が「当院における言語聴覚士と歯科衛生士の連携〈早期に経口移行が可能となった症例を通して〉」、倉本ソーシャルワーカーが「医療と介護の連携について~介護支援連携指導を通しての一考察~」について、それぞれ演題発表しました。
今回のプレ発表では、当院の急性期・回復期でのそれぞれの取り組みや、専門分野での関わり合いなどの議題があり、普段なかなか知り得ないことを職員全体で情報共有することが出来ました。また、本日のプレゼンテーションを聞いて、他職種との連携がいかに大切であるか改めて実感することが出来ました。質疑応答でも、客観的な立場から様々な職種の方々が意見を出し合い、よりよい発表内容になるようなヒントが得られたと思います。今後もこのようなプレ発表を実施し、職員全体での情報共有を図るとともに、当院での取り組みを少しでも多く院外へ発信していきたいです。
文責:リハビリテーション部 澤井望
平成25年5月29日(水)に第40回健康教室を開催いたしました。テーマは「お腹の病気と栄養に関するお話」で、外科診療部長 藤井 辰義 医師が講師を務めさせていただきました。
講義では、お腹の病気の種類や栄養と加齢の関係性について説明させて頂きました。お腹の病気は誰もが一度は抱えたことのある病気ではないでしょうか?そのため、参加者の方の反応も良く、生活に身近な内容で為になったという感想を沢山いただきました。 また、アンケートでは、今後、メタボリックシンドロームや糖尿病などについて話を聞きたいとの要望もあり、それらの病気には食事や運動に日頃から気を付けていく必要があります。当院では次回7月の健康教室において「病気の予防と運動のおはなし~マスコミアラカルト~」をテーマに企画しておりますので、興味のおありの方は是非、こちらへもご参加頂ければ幸いです。
次回は以下の通りで開催いたします。是非、奮ってご参加ください。
☆次回の介護教室・健康教室のご案内☆
(第39回介護教室)
・日時:平成25年6月22日(土) 12:30~13:30
・テーマ:「脳卒中予防のための生活習慣を考えよう」
・講師:看護師長 天野 和江
・場所:1階リハビリテーション室
(第41回健康教室)
・日時:平成25年7月8日(月) 13:00~14:00
・テーマ:「病気の予防と運動のおはなし~マスコミアラカルト~」
・講師:理事長 荒木 攻
・場所:1階外来待合
・お問合わせ先:荒木脳神経外科病院 地域連携室 TEL:082-272-1114
※各教室で開催時間が異なっております。お間違えのないようにお越しください。
(文責:地域連携室 漆谷 恵美)
去る5月30日(木) 18:30~当院1階リハビリテーション室にて、衛生委員会主催により年1回開催しているメンタルヘルスに関する研修を開催致しました。講師には、株式会社C’s PORT(シーズポート)代表取締役の森田由美子先生をお招きし「いきいきと働くためのメンタルタフネス」というテーマでご講演頂きました。
メンタルタフネスとは心理状態を変える能力のことであり、自己信頼・他者尊重・感情と行動のコントロールを整え、メンタルタフネスの状態を作りあげることが仕事をしていく上で重要であると教えて頂きました。良い環境で働くためには人間関係が良好であることが重要です。人間関係を良好にしていくためには自分自身を知り、その上で他者を理解することが大切であると教えて頂きました。自己を振り返る際“強み”には目が行きにくく“弱み”ばかりを気にかけてしまいがちですが、自己の強みにも目を向け、まずは自分自身を振り返っていく必要があると感じました。それぞれが自己理解・他者理解をすることで人間関係の向上につながり、良い職場環境となっていくのではないかと考えます。また解決思考で物事を考えていくこと、行き詰まった際には視点を変えて考えることで解決へと導き、自分自身の感情と行動のコントロールが行えていくということを教えて頂きました。
今回、専門家の先生から自己信頼、他者尊重の重要性、物事に対する視点のあて方等を教えて頂き、今後の職場作りに役立つとても良い研修となりました。職場環境を整えることで、メンタルヘルスの不調を減少させ、皆が働きやすい職場を目指していきます。そして、すべての患者さんに最良の医療を提供できる多職種によるチーム医療を目指していきたいと思います。
文責: 看護部 4階病棟看護師 木下 悠佳
平成25年4月27日(土)に、第38回 五福の会 介護教室を開催しました。「転倒予防体操 ~こけないための元気な足腰づくり~」というテーマでリハビリテーション部の中原 幸恵 理学療法士が講演いたしました。
地域住民の方々や近隣施設の方、入院患者様、ご家族様など18名の方々にご参加頂きました。
講演では、スライドを使用して転倒に関する説明を行い、その後、転倒予防に役立つ運動を実践して頂きました。実際に身体を動かして頂いたため、参加者の方にも楽しみながら学んで頂けたのではないかと思います。
自宅に帰られても、お伝えした運動を取り入れて健康的に生活を送って頂ければと思います。今後も介護教室で皆様に色々なことをお伝えしていきたいと思っています。
次回の健康教室、介護教室の予定は以下の通りです。多数のご参加をお待ちしております。
☆次回の介護教室・健康教室のご案内☆
(第40回健康教室)
・日時:平成25年5月29日(水) 13:00~14:00
・テーマ:「お腹の病気と栄養に関するお話」
・講師:外科部長 藤井 辰義
・場所:1階外来待合
(第39回介護教室)
・日時:平成25年6月22日(土) 12:30~13:30
・テーマ:「脳卒中予防のための生活習慣を考えよう」
・講師:看護師長 天野 和江
・場所:1階リハビリテーション室
お問合わせ先:荒木脳神経外科病院 地域連携室 TEL:082-272-1114
※各教室で開催時間が異なっております。お間違えのないようにお越しください。
(文責:地域連携室 尾崎 友哉)
去る4月18日(木)17:00~当院5階研修室にて、平成24年4月に新卒者として入職した職員15名を対象に「入職一年後フォローアップ研修」を開催致しました。
「一年を振り返り、自己の成長を知る」ことを目的に、参加者は職種を問わず2人一組の7グループに分かれ、島田看護部長ほか教育委員2名がファシリテーターとなり、仕事とは違う和やかな雰囲気の中始まりました。今回の研修では、コーチングの要素を取り入れた「ヒーローインタビュー」形式で行われ、事前に宿題として記載してきた「Q1.この1年を振り返り、仕事をする中で一番嬉しかった出来事」、「Q2.この1年を振り返り、仕事をする中で一番悲しかった出来事」、「Q3. この1年を振り返り、先輩・同僚から褒められた出来事(認められた・すごいと言われたetc.)」、「Q4.この1年を振り返り、患者さんとの関わりで思い出に残る出来事(感謝されたetc.)」の4項目について、各項目をお互いに掘り下げてインタビューし合い、その後、参加者全員の前で、相手の1年についてインタビューした方が発表しました。
参加者は、インタビュアーに自分の1年を伝える為に、深く振り返り、それぞれ自身の成長や悩み、同期の成長・悩みを共に感じることが出来た様子で、「同期といっても、部署が違うので、日頃ゆっくりと話をする機会がなかったが、改めてゆっくりと振り返るとおい互いの成長が分かった」、「私だけ成長できていないのではと思っていたが、皆同じ気持ちだったことがわかった」などの感想が聞かれました。そして、会の終盤では「Q.3年後(入職4年目)の自分(なりたい・なっていたい)を描いてください」という問いかけに、参加者全員が真剣な眼差しで、自分の3年先を思い描き、全員の前で決意表明をしました。
続いて行われた、懇親会では、各部署長や先輩職員との交流を行い、それぞれの成長を認める言葉をかけてもらい、明日からの仕事への英気を養えたと思います。
3年後には、今回の参加対象者15名が、看護師、療法士、薬剤師、臨床検査技師、事務職員の中で、後輩にも率先して指導できるような頼もしい職員として成長してくくれていることを期待できる充実したフォローアップ研修なりました。教育委員会としても、新卒で入職してきた職員が、当院で働く中で自己のキャリアプランが形成出来るような支援を行っていければと思います。
文責 : 教育委員長・リハビリテーション部長 今田直樹
去る5月15日(水)18:30~当院1階リハビリテーション室にて、「医療機関における個人情報保護法への対応について」というテーマで、第一三共株式会中国支店の服部哲茂氏(医業経営コンサルタント・メディカルリスクマネジャー)より、事例を踏まえながら個人情報保護法についてご講演いただきました。
医療関係者として、患者様の個人情報を守秘することは基本であり、理解しているつもりでいました。しかし、今回の講演を聴講して、普段の何気ない会話やSNS等の電子媒体の不適切な使用によって、個人情報が漏洩してしまう危険性が孕んでいるということを改めて実感し、気持ちが引き締まる思いでした。
また、患者様に関係する方に尋ねられた場合など、実際の状況では素早い判断や対応が求められます。その際にどのように対応すべきか、挙げていただいたいくつかの事例に関して考えることで、適切な対応を学ぶことができました。複雑な場合や例外もあり、理解しているつもりでも回答に迷う事例も多々あり、とても分かりやすく、深く学ぶことができました。
この講演をお聞きして、普段の自分の行動を振り返るとともに、今回学んだことを今後の行いにも活かし、医療の基本として、患者様の不利益とならぬよう、適切な対応を心がけていきたいと感じました。
文責:リハビリテーション部 前田 茜
去る5月10日(金) 18:30より当院5階研修室にて、教育委員会主催による「第8回学会発表における院内事前発表会」が開催されました。
今回の発表者の一人目は、平成25年6月8~9日に長野県松本市で開催される「第2回訪問リハビリテーション協会学術大会」にて口述発表予定の中原理学療法士から「当院訪問リハビリテーション利用者の休止理由から考えられるリスク予測と管理」という演題発表がありました。
二人目以降は、平成年5月24~26日に愛知県名古屋市で開催される「第48回日本理学療法学術大会」にて、口述発表予定の猪村理学療法士から「神経幹/前駆細胞移植後のリハビリテーションによる脳内変化の検討」、長澤理学療法士から「脳卒中後の機能回復過程における運動神経線維の経示的変化~拡散テンソルTractographyによる検討~」についてそれぞれ演題発表を行いました。
今回のようなプレ発表会を開催することは、院内において知識共有が図られるばかりでなく、様々な部署の職員同士が活発に議論することによって、客観的で分かり易い発表へと仕上げる場となっていると感じます。今後も活発な院内プレ発表会を継続し、院内全体の質の向上に努めるとともに、当院での取り組みを積極的に院外へと発表していきたいと思います。
文責 : リハビリテーション部 嶋田 怜奈
去る4月25日(木)18:00~当院1階リハビリテーション室にて、全職員を対象に「あいサポート研修」を開催致しました。
当院は平成24年11月24日、広島県が障害者施策として推進している「あいサポート運動」に賛同する企業・団体として認定されました。今回の研修は、「あいサポート運動」への理解をより深め、一人でも多くの「あいサポーター」を養成することを目的として開催致しました。講師には、広島県より当事業の業務委託を受けている広島県社会福祉士会に所属する、広島県立障害者リハビリテーションセンター 広島県高次脳機能センター コーディーネーターの隅原聖子氏をお招きしました。
「あいサポート運動・あいサポーター」とは、様々な障害の特性や障害のある方が困っていること、そしてそれぞれに必要な配慮を理解し、日常生活でちょっとした配慮を実践していく『あいサポーター」の活動を通じて、誰もが暮らしやすい地域社会(共生社会)をみなさんと一緒につくっていこうとする運動のことです。
今回の研修では、視覚・言語障害を呈している方や体が不自由な方が困っている際の声のかけ方など映像を交えながら勉強することが出来ました。又、当院でも日常業務で関わることの多い「高次脳機能障害」について時間を割いてお話頂き、その原因となる疾患や、その場合どのような支援が出来るかなどを学びました。医療従事者である私たちが、困っている方を見かけたら、積極的に声をかけ、コミュニケーションをとることが大切だと感じました。
これからも、院内ではもちろん、院外でも小さなことに気が付ける気配りと思いやりの気持ちを持って、地域社会に貢献できるよう努めてまいりたいと思います。
文責 : 事務部 三笠真琴 / 部長 松下 督克
さる平成25年4月2日、平成25年医療法人光臨会新入職員歓迎会を広島サンプラザにて開催致しました。新卒採用者24名・中途採用者12名の36名の新入職員の方々を迎え、総勢173名の職員が参加しました。
会に先立ち、「新入職員研修」の一貫として、当法人の理事であり中国学園大学教授の髙木貞治先生より「医療とマナー」というテーマで、参加全職員を対象に講演頂きました。 現状の医療現場、接遇等々を分かりやすく丁寧にご説明頂き、明日からでも直ぐに実践に生かせる内容であり、これからしっかりと活用していきたいと思います。
そして、歓迎会では、『今期の目標「行動する光臨会」として職員全員が一丸となって頑張っていきましょう!』と理事長先生より開会の挨拶を頂き、鮄川哲二副院長先生の乾杯により歓迎会が盛大に始まりました。
まずは、新入職員の紹介です。
4月1日から新たに着任される脳神経外科の医師3名を迎えます。
加納由香利先生は、広島大学をご卒業され、地域の基幹病院および民間医療機関で経験を積まれ、このだび当院へ着任。
太田雄一郎先生は、東京女子医科大学病院を経て当院へ着任。
DUNG先生は、当院と国際友好姉妹提携しているベトナム社会主義共和国ダナン病院より奨学研修医として来日されました。
続いて、職種ごとに一人ずつ前に出て、スクリーンを用いて顔写真・出身校・趣味・抱負など記載したものを上映しながら、自己紹介をして頂きました。大きくはっきりと顔が見えて非常に分かりやすく自己紹介をする事ができました。
その後、恒例の各部署の代表の方から部署紹介があり、最後に恒例の荒木管理本部長の1本締めにより閉会となりました。
今年の歓迎会の特徴として、余興はありませんでしたが、顔写真を上映したり、参加者に一人ずつ名札を付けてもらったりと、より早く新入職員に名前を覚えて貰うよう工夫を凝らしました。
医療法人光臨会は、新たに着任される医師を迎え、力強くスタートすることができました。「行動する光臨会」とし、職員一同励んで参りたいと思います。
文責 : 事務部 小柳一平