荒木脳神経外科病院 のすべての投稿

平成22年4月19日に「平成22年診療報酬改定に伴う届出申請内容について」と題して職員研修を行ないました。

2年に一度の診療報酬改定に伴い、各部署の主任以上を対象として当院の松下事務部長が講師を務め、主に当院における変更、新規の届出についての説明が行なわれました。
急性期の脳神経外科専門病院として、またDPC対象病院として、今後、更に質の高い、充実した医療提供を行なう上での裏づけとなるものであるという認識を共有しました。

平成22年4月24日(土)に荒木脳神経外科病院にて五福の会第20回介護教室が開催されました。 

五福の会第20回介護教室が開催されました。

この度の介護教室は「高齢者の食事について~健康な食生活を考えよう~」というテーマで、管理栄養士よりお話しました。参加者の皆さんには、待ち時間を使って、昨日の食事を表に書き出していただき、その表を見直しながらお話をきいていただくという方法で、介護教室が始まりました。

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自分に必要なカロリーや、バランスのとれた食事のとり方、また、病気と上手に付き合うための食事などの講義を行った後、参加者とスタッフがグループになり、並び替えクイズに挑戦しました。

Q1.高カロリーな食事は? カロリーが高い順に並び替えてみましょう。 
①カツ丼セット、②焼き魚定食、③ラーメンセット
Q2.塩分が多い漬物はなに? 塩分が多い順に並び替えてみましょう。 
①らっきょう(3個)、②たくあん(3切れ)、③白菜キムチ(30g)、④高菜漬け(30g)
Q3.カルシウムの吸収率が高い食品は? 吸収率が高い順に並び替えてみましょう。 
①豆腐、②小松菜、③小魚、④牛乳(それぞれ、一回の食事で使う量

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答えを発表すると「お~!!」という驚きや、「なるほどね~」と納得の声がでていました。 クイズは、介護教室が始まって以来、初の試みでしたが、「楽しかったです」という、感想をいただきました。参加者の皆さんには、病気と上手に付きあうための食事のレシピをお渡しして、終了いたしました。

クイズの回答はこちらです。何問正解できたでしょうか?
Q1. ③→①→②
Q2. ④→②→③→①
Q3. ④→③→①→②

次回のご案内

テーマ

「家庭で出来る上手な介護~排泄・オムツについて~(予定)」

開催日時

平成22年6月26日(土) 12:30~13:30

講師

看護部

開催場所

荒木脳神経外科病院 リハビリテーション室 (1階)

興味がおありの方はふるってご参加ください。

平成22年3月24日に荒木脳神経外科病院外来待合にて五福の会第21回健康教室が開催されました。 

五福の会第21回健康教室が開催されました。

この度の健康教室は「脳の仕組みについて」と題して、荒木クリニック 松島 龍太郎 院長が講師を務めました。

主な内容ですが、まず、脳は大脳、間脳、中脳、橋、小脳、延髄より成ること、さらに大脳は嗅脳、大脳核、大脳皮質に分かれることなど脳の構造について触れました。
それから、脳の断面図を用い、運動を司る運動野、味覚を司る味覚野、視覚を司る視覚野など、脳のどの部分が
どのような働きをするのかについても説明しました。
他にも、神経細胞へ入力刺激が入ってきた場合に活動電位を発生させ、他の細胞に情報を伝達するという神経細胞の働き、情報伝達の仕組みなどについて講義しました。

広島市内各地から20名ほどの方にお集まり頂き、参加者の方からは「内容が専門的であったが参考になった」、「脳の複雑さに驚いた」などの感想が聞かれました。また、今後の健康教室の内容についての希望を尋ねたところ、「長寿について」や「健康の基本について」、「病気に対する心構えについて」など健康についての関心の高さを実感しました。みなさまの意見を参考にしながら、今後も充実した健康教室を開催したいと思いますので、ご意見・ご要望などございましたら、是非お聞かせください。

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次回の健康教室は平成22年5月26日開催予定です。

テーマ

「脳の病気について」

講師

副院長 長尾 光史 

開催日時

平成22年5月26日(水) 13:00~14:00

開催場所

荒木脳神経外科病院 外来待合

多くの方のご参加をお待ちしております。

 平成22年度よりDPC導入病院の診療報酬について「機能評価係数Ⅱ」という新しいルールが導入され、各医療機関の機能評価係数Ⅱが3月19日に厚生労働省より告示されました。
それに伴い、病院情報局ホームページにて上位100病院のリストが掲載され当院も39位にランキングされました。

「機能評価係数Ⅱ」とは、
DPC導入病院の「データ提出指数」、「効率性指数」、「複雑性指数」、「カバー率指数」、「救急医療係数」、「地域医療指数」の6項目から算出され、係数が大きい病院のほうが高度な医療機能を有するとみなされることになります。

血圧とは、心臓のポンプ作用によって全身に血液が送り出されるとき、血管に与える圧力のことです。心臓が血液を動脈に送り出すときの圧力を「収縮期血圧」または「最高血圧」といいます。これに対して心臓が元に戻り、血液をためる間の血圧を「拡張期血圧」または「最低血圧」といいます。

血圧の正常値と異常値

血圧が上昇した状態を高血圧と呼びます。従って、血圧の正常値がいくらであるか、またいくら以上を高血圧とするかは大切なことです。
日本高血圧学会が2009年に定めた血圧の判定基準では、最高血圧140mmHgまたは最低血圧90mmHg以上を高血圧とし、さらに次のように分類しています。

血圧値の分類(診察室血圧)

分類        収縮期血圧(mmHg)                 拡張期血圧(mmHg)
至適血圧     120未満        かつ      80未満
正常血圧     130未満        かつ       85未満
正常高値血圧    130~139      または        85~89
Ⅰ度高血圧    140~159      または         90~99
Ⅱ度高血圧    160~179      または          100~109
Ⅲ度高血圧    180以上        または        110以上

また、血圧は病院で測ると緊張したりして、家庭よりも高い数値が出やすい傾向にあります。そのため、病院で測定する血圧は「診察室血圧」と呼ばれ、家庭で測る血圧は「家庭血圧」と呼ばれます。上記の分類は診察室血圧に基づいて分類されています。家庭血圧については、日本高血圧学会では以下のような基準を設けています。

血圧値の分類(家庭血圧)

分類        収縮期血圧(mmHg)                 拡張期血圧(mmHg)
正常血圧     125未満        かつ      80未満
高血圧      135以上        または     85以上

血圧の正しい測り方

家庭で測定する際の主なポイントは食事前の安静時で、起床後1時間以上たってからがベストです(一日のうちで、一番要素の影響を受けにくい時間です)。血圧が安定するまでは毎日、測り慣れたら週2~3回測定します。入浴後や食事後は避けます。こうして得られた数値の最も低いものが、自分の正しい血圧です。数値に一喜一憂するのではなく、簡単なグラフに記入し病院受診時に医師に見せるのがベストです。

高血圧症について

一般に40歳以上で高血圧の方の80~90%が本態性高血圧症です。その原因は遺伝と環境にあるといわれ、環境因子には塩分摂取、過体重、アルコール等が挙げられます。高血圧症は心臓・脳・腎臓・眼等に血管障害を起こし、さらに血管の動脈硬化が進行すると、脳卒中・狭心症・心筋梗塞・腎不全・眼底出血等の原因となります。一般症状としては、頭痛、めまい、耳鳴り、肩こり等多様です。
以上のように、高血圧症は種々な疾病の原因となるため、予防が大切なのです。

文責 看護部主任 川村 美香

西広島エリアで地域に密着した身近な話題を提供している週刊西広島タイムスの4月23日発刊号にて、当院が掲載されました。

これは、「くも膜下出血に注意」という記事で、先にプロ野球読売巨人軍の木村拓也コーチが若くして亡くなったことで関心が高まっている「くも膜下出血」に関する問い合わせや、その原因となる脳動脈瘤を早期に発見することが出来る「脳ドック」の申し込みが広島県西部エリアの病院でも増えていることから脳神経外科の専門病院である当院が取材を受けたものです。

詳しくは西広島タイムスのページをご覧下さい。

プロ野球読売巨人軍の木村拓也コーチが発症し、その後、亡くなられたことで一気に世間の関心が高まったくも膜下出血。当院では、先日、広島テレビ夕方の情報番組「旬感★テレビ派ッ!」からの依頼で、くも膜下出血の危険性と予防法について取材を受けました。

この取材を通して、くも膜下出血の要因と危険因子、検査方法、予防のための脳ドックの必要性やリハビリテーションについて説明をいたしました。

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アナウンサーの取材を受ける理事長

 

この模様は、「くも膜下出血を防げ!」と題して4月12日に放送されました。

平成22年4月1日(木)に平成22年度新入職員歓迎会が広島ダイヤモンドホテルで開催されました。

今年は看護部9名、リハビリテーション部10名、事務部1名、あんしんホーム2名の合計22名が入職しました。
今年の歓迎会は新入職員、先輩職員合わせて133名と多数の参加となりました。新入職員と先輩職員が一緒になって食事をすることで会話もはずみ、楽しい時間を過ごすことができました。また、新入職員の自己紹介があり、みんな緊張しながらもしっかりと挨拶していました。
当院は「医療の原点は救急である」を合言葉に脳卒中治療の中核病院として、安全で安心、そして質の高い医療の提供を目指しています。新入職員の方達には、このことを忘れずに、光臨会の発展に貢献して頂きたいと思います。

また、ベトナム ダナン病院 脳神経外科の Dr.Phu (フー先生)が来日されました。当院で4月1日より3ヶ月間の研修をされる予定です。日本の医療を学ぶと同時に、良い思い出を作って頂きたいと思います。

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平成22年2月20日(土)に荒木脳神経外科病院リハビリテーション室にて五福の会第19回介護教室が開催されました。 

五福の会第19回介護教室が開催されました。

今回の五福の会介護教室では「転倒予防体操」をテーマに当院の理学療法士より講義を行いました。

内容

・転倒の原因、転倒による影響の説明
・転倒予防体操
 ①からだを伸ばそう(ストレッチ)
 ②ちからをつけよう(筋力運動)
 ③バランスをきたえよう(バランス練習)
 上記①~③について数種類の体操を参加者のみなさまと当院の職員で一緒に行いました。普段あまり使わない筋肉を使い、良い運動になったのではないかと思います。また、参加者のみなさまには、ご自宅でも継続して体操を行って頂けるようにチェック表を作成し、お渡しいたしました。

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次回のご案内

テーマ

「家庭で出来る上手な介護~高齢者の食事について~(予定)」

開催日時

平成22年4月24日(土) 12:30~13:30

講師

管理栄養士

開催場所

荒木脳神経外科病院 リハビリテーション室 (1階)

興味がおありの方はふるってご参加ください。

平成22年1月27日に荒木脳神経外科病院外来待合にて五福の会第20回健康教室が開催されました。 

五福の会第20回健康教室が開催されました。

今回は、「脳卒中になりやすい人、なりにくい人(後編)」と題して、沖修一院長が講師を務めました。
脳卒中は治療するよりも、予防をする病気であると謳い、脳卒中を予防する為の健康的な生活について講演いたしました。健康的な生活を送るためには、喫煙や飲酒、ストレス、運動不足、偏食・過食・間食などの生活習慣に注意していく必要があり、具体的な数値、量などの目安を提示しながら話を進めていきました。例えば、75歳以下で喫煙している人は禁煙している人の1.5倍で脳卒中になりやすいこと、お酒の一日の適量はアルコール量25g以下で日本酒なら1合、ビール中瓶なら1本程度であることなどを説明いたしました。日頃から、健康に気をつけて生活することの大切さを感じる講義だったのではないかと思います。

この度は30名と大変多くの方にご参加頂き、「具体例があり、わかりやすかった」、「参考になった」との意見が聞かれ、好評でした。

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次回の健康教室は平成22年3月24日開催予定です。

テーマ

脳の仕組みについて

講師

荒木クリニック 院長 松島 龍太郎 

開催日時

平成22年3月24日(水) 13:00~14:00

開催場所

荒木脳神経外科病院 外来待合

多くの方のご参加をお待ちしております。