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 厚生労働省は7月30日、今年4月の診療報酬改定に伴い導入されたDPCの「機能評価係数Ⅱ」(新係数)のうち、8月1日に施行する「地域医療指数」の各病院の値を告示しました。
 新係数の集計によりますと、上位には国公立系の総合病院がランキングされる中、民間病院で単科の当院が広島県のDPC導入病院33病院のうち第2位の評価を受けました。
なお、病院情報局ホームページによりますと、全国では66位の評価を受けております。

広島県における機能評価係数Ⅱのランキング(上位10病院)

 1位  広島市民病院           0.0315  
 2位  荒木脳神経外科病院          0.0310  
 3位  広島大学病院           0.0301
 4位  国立病院機構呉医療センター    0.0286  
 5位  尾道市立市民病院         0.0285
 
 6位  福山市民病院           0.0278  
 7位  県立広島病院           0.0274  
 7位  安佐市民病院           0.0274
 9位  尾道総合病院           0.0269
10位  広島総合病院           0.0261

出所 : 2010.7.30官報(厚生労働省告示第三百二十一号)より抽出

機能評価係数Ⅱとは

 DPC導入病院の「データ提出指数」、「効率性指数」、「複雑性指数」、「カバー率指数」、「地域医療指数」、「救急医療指数」の6項目から算出され、係数が大きい病院ほど高度な医療機能を有するとみなされることになります。各項目の内容は以下に示す通りです。

データ提出指数

 対象病院における詳細な診療データの作成・提出に要する体制と、そのデータが活用されることで、医療全体の標準化や透明化等に貢献することを評価します。

効率性指数

 平均在院日数の変動に伴う病棟業務量の増減について、患者の疾病構造の違いを補正した在院日数の相対値により評価します。

複雑性指数

 対象病院における診療の複雑さについて、当該病院における一入院当たり包括点数の相対値により評価します。

カバー率指数

 様々な疾患に対応できる総合的な体制について、当該病院で算定している診断群分類の広がり(種類の多さ)により評価します。

地域医療指数

 地域医療への貢献度合いを評価します。

救急医療係数

 包括点数では評価が困難な救急入院初期の検査等について、救急患者に占める割合を評価します。

 荒木脳神経外科病院では各種同好会活動を行っています。今回は、その中で絵手紙同好会の紹介を致します。
 絵手紙同好会は毎月1回~2回の頻度で夕方に集まり、絵手紙作りを行っています。季節の行事にあわせた絵や言葉、時には実物の花を見ながら作品を作っているので、普段の生活では気づかなかった季節の移ろいや変化が感じられ、リフレッシュ出来るひと時です。今年初めての作品作りでは、黄色が美しく甘い香りのする蝋梅を見ながら作品を作りました。墨や顔彩の香り、和紙の感触に触れながら筆を握っていると、日々の疲れもいつの間にか癒されます。なによりも、皆いつの間にか描いているうちに笑顔が多くなるので、毎回楽しく過ごしています。
 絵手紙同好会に入るまでは絵手紙を描いたことが無くても、描き方を教えてくれる先生が来てくださるので、誰でも気軽に始めることが出来ました。それぞれ個性的な作品が出来上がっています。みなさんも一緒に絵手紙を描いてみませんか?
 出来上がった作品は、患者様の過ごす病棟にも飾らせてもらっています。通りかかったら是非見てくださいね。

文責 中村 彩子

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平成22年6月26日(土)に荒木脳神経外科病院にて五福の会第21回介護教室が開催されました。

五福の会第21回介護教室

この度の介護教室は「家庭で出来る上手な介護~排泄・オムツについて~」というテーマで、当院の看護補助スタッフと特別講師として花王の方にもお越しいただき、お話しました。梅雨時期ということもあり天候は雨でしたが、三大介護のひとつである排泄に関するテーマということもあり多くの方にご参加いただくことが出来ました。

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内容は、オムツの選び方やオムツの特徴などを説明させていただいた後、「オムツのあて方」の実技練習をしていただきました。

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参加者からは、「実技ができてとても参考になりました」という意見が多く聞かれました。資料を見ながら講義を聞くだけでなく、実際に体を動かしながら実技をするほうが分かりやすいのかも知れませんね。実技は3グループに分かれてしていただいたのですが、どのグループも真剣でいながらとても楽しそうでした。
展示ブースでは、清潔を保つための必要物品を展示させていただきました。使い捨ての手袋、新聞紙やタオルから食器洗剤の空きボトルを使用したシャワーボトルなるものまでが並んでいました。空きボトルがこんな使い方で再利用できるとは・・・まさしくエコですね!参加者も手に取りながら職員の話に耳を傾けていました。
お帰りの際には、サンプルのオムツをお渡しし、皆さん笑顔でお帰りになられました。  

次回のご案内

テーマ

「家庭で出来る上手な介護 ~介助の仕方・車椅子に乗ってみよう(予定)~」

開催日時

平成22年8月28日(土) 12:30~13:30

講師

リハビリテーション部

開催場所

荒木脳神経外科病院 リハビリテーション室 (1階)

興味がおありの方はふるってご参加ください。

医療安全研修を職員対象に行ないました。

平成22年6月23日(水)、テーマは「医療事故分析(根本原因分析について)」とし、沖病院長が講師を勤めました。
数ある事例分析の中で、根本原因分析(RCA)について、概要と分析方法の説明がなされ、又、他の分析方法との比較の説明もありました。
研修後のアンケートでは、分析にかかる労力が大きく不安との声もありましたが、わかりやすい説明で大変勉強になった、再発防止につながる分析が行なえるようにもっと勉強したい、業務に活かしたい、といった感想が多く寄せられました。

入職一年後フォローアップ宿泊研修を、法人所有の施設にて行ないました。 

入職一年後フォローアップ宿泊研修を企画して

リハビリテーション部
部長  今田 直樹

 新緑が美しく映える5月29日(土)~30日(日)にかけ、島田看護部長を委員長とする教育委員会が主催し、昨年4月に新卒採用として入職し一年を経た職員を対象に、「入職一年後フォローアップ宿泊研修」を実施しました。研修参加者は11名、引率には病院長、看護部長を始めとする各部署管理職の豪華な面々が、アダルトチームとして参加し、会場準備からお世話させて頂きました。某技師長は、みんなの為にバーベキュー炉周囲の草刈を、午前中から汗だくになりながら行ない、昼にはシャワーを浴びてビールを飲み干していました。某部長と某師長においては、「何人分の食事ですか!?」と言いたくなるほどの食材料の購入で、張り切っておいしいカレーを楽しげに作られていました。院長はというと食後はヤングチームに囲まれ、お酒片手に人生経験を夜通し尽きることなく楽しく語っておられました。
 こう書くと引率のアダルトチームだけが楽しんだように思いますが、目的の研修の方は「この一年の振り返り」と「一年後を実現するには」といった内容で、個々の目標設定を援助する研修をおこない、参加者は真面目に取り組んでいました。又、一泊二日の共同生活も大変楽しそうに過ごしていました。今回の宿泊研修で得られたものを各自今後に活かして頂きたいと思います。引率側も、普段日々接していると気付き難い彼らの成長を垣間見られ、大変有意義な時間を過ごすことが出来たと思います。帰宅後はぐっすりまた寝てしまう位に楽しかった?研修ですので、体力の続く限り、病院長、看護部長と共にまた企画したいと思います。      

入職一年後フォローアップ宿泊研修に参加して

リハビリテーション部
作業療法士 右田 祐子

 入職一年後フォローアップ研修では、沖病院長、島田看護部長、今田リハビリ部長、石田師長、若宮技師長など多くの方が私達の為に、企画・準備をして頂いた上でできたことであると感謝しています。日頃、リハビリテーション部として、他部署の方と関わることは、業務での機会しかなかったのですが、改めて今自分が仕事をすることができているのは、他部署の多くの協力をえられているからこそだと実感し、その方達に自分もこれから返していけたらと思います。
 研修では、まず、「この一年でうれしかったこと、感動したこと」について話し合い、発表しました。一年を振り返り、まず一番に「患者様が退院される時に、感謝の言葉を頂いたこと」が思い出されます。リハビリテーション中は関係作りに苦労した患者様も、次第に関係が構築され、日々の関わりも楽しくできるようになり、喜びを共有できるようになりました。その他にも、入職時からプリセプターや先輩方に多くの指導を頂き、業務をこなすことができるようになったこと、悩み等を同期の人に聞いてもらったことなど浮かんできました。また、毎日の仕事の中にも喜びがあることも感じました。他部署の人の業務について頑張っている様子も知る機会にもなりました。コーチングを使って、ポジティブに一年後の自分像とそのための手段を考えることができ、この経験を生かして、今日からできることを取組み、一年後の自分に近づいていきたいと思います。

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         研修中                  研修中

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      野外でバーベキュー

平成22年7月1日より7対1入院基本料の申請が認められました。

7対1看護体制を確立しました

平成22年7月1日に中国四国厚生局指導監査課へ申請を行い、同日より7対1入院基本料(看護体制)の算定が認められました。これは、現在の看護評価体制の中で最高基準の病棟看護体制です。 この体制は、諸外国に比べて、看護師一人あたりのケアする患者数が多すぎると評価されている日本の看護を大きく変える第一歩とも捉えられています。

7対1看護体制とは、平均して7名の患者さんに対し看護職員一人が勤務している状態を示します。 実際には、昼間は5名の患者さんを、夜間は10名の患者さんを一人の看護師が受け持ちます。

当院では、病棟での看護職員の増員により、患者さんに喜ばれ、満足される看護を提供し、いつも笑顔で対応できるゆとりのある職場を心がけるとともに、患者さんの入院生活をより安全・安心なものにし、質の高い看護を提供しようと考えております。

質の高い看護の提供を目指しています

今後はさらに質の高い看護を提供するため、専門看護師・認定看護師の取得援助を病院あげて支援して行きたいと考えております。

さらなる離職率の抑制(現12%)や教育体制の強化など取り組む課題は残っておりますが、看護部長(島田節子)を中心に看護部のレベルアップのために日々取り組む努力は継続されております。

最後に、7対1看護体制はあくまで通過点であり、さらなる看護の充実を目指して職員全員でかかわって行くことが大切だと考えております。「自分たちの手で荒木脳神経外科病院の医療の質を上げて行こう」をモットーに職員一丸となって臨んでおります。

この体制を維持継続することにより、地域の中核病院として、質の高い医療を提供し、 より一層「安全で安心な質の高い医療を提供できる」病院を目指して参ります。

平成22年 7月1日
病院長 沖 修一

6月に入り、梅雨の時期となってきました。これからは気温も湿度もぐんぐん上がり、食中毒の季節はまさに本番です。目に見えない敵“食中毒”を予防するにはどうしたらよいでしょうか。 (さらに…)

平成22年5月26日に荒木脳神経外科病院外来待合にて五福の会第22回健康教室が開催されました。 

五福の会第22回健康教室が開催されました。

この度は「脳の病気について」と題して、長尾 光史 副院長が講師を務めました。

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「脳の病気について」という幅広いテーマをつけているように、この度は様々な脳の病気について触れながら、説明を行いました。脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などの予防、症状、治療などについて 、実際の写真を用いながら進めていきました。写真の中には手術の様子も含まれており(苦手な方には目を伏せてもらいましたが)、普段なかなか目にする事のない様子を知ることが出来て良い機会になったのではないかと思います。
この度は30名以上の方々にご参加いただき、脳の病気に対する関心の高さを感じ取れました。アンケートでは、脳梗塞を発症された方が「異常を感じたのにすぐに受診しなかった。おかしいと思ったらすぐに病院を受診するように伝えていきたい。」と当事者の生の声が聞かれました。

次回の健康教室は平成22年7月28日開催予定です。

テーマ

「認知症ってどんな病気?」

講師

院長 沖 修一 

開催日時

平成22年7月28日(水) 13:00~14:00

開催場所

荒木脳神経外科病院 外来待合

多くの方のご参加をお待ちしております。

5月14日(金)、福利厚生委員会主催でプロ野球広島東洋カープの試合観戦が行われました。

 広島のマツダスタジアムで、プロ野球セパ交流戦 広島-楽天戦を観戦しました。今年は、合計75名の職員の参加となりました。光臨会主催のプロ野球観戦は、新しい球場になってからは初めてで、今までとは違った雰囲気で楽しむことが出来ました。球場ではカープ選手のサイン入り帽子やうちわが合計27名に当たる抽選会が行われました。その内2個だけしかない帽子が当たった職員はとても喜んでいました。
 球場いっぱいのカープファンと一緒になって応援し、広島カープの勝利を願いました。一時5点差もつけられていたにもかかわらず、同点に追いつき延長戦にまでもつれ込んだ時は逆転勝利を期待しましたが、結果は7対8で残念ながら楽天の勝利となりました。
 カープが勝てなかったのは残念ですが、一打逆転という場面もあり、ハラハラドキドキした試合で楽しめました。また、日頃の疲れも忘れて楽しめ、この野球観戦をきっかけに職員同士の交流を深めることも出来ました。とても有意義な時間を過ごすことができたと思います。

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平成22年5月7日に「NSTについて」と題して職員研修を行ないました。

講師の㈱明治乳業管理栄養士の松中絵里佳先生より、NST(栄養サポートチーム)の効果や事例などの解説をしていただきました。
NSTとは医師、看護師、管理栄養士、薬剤師など多職種のメンバーによって構成されたチームのことで、このチームで患者様の栄養状態を管理し、改善していきますが、これは治療の効果を上げることにもつながります。当院でもNSTを立ち上げて、患者様の栄養管理の取り組みを始めたところです。このたび、全職員を対象に研修を行ない、その役割について理解を深めることができました。