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 平成22年10月30日(土)に「家庭でできる上手な介護~清潔を保つには?(清拭について)~」というテーマで介護教室が開催されました。講師は当院看護部の看護補助スタッフでした。台風の接近もあり天候も心配でしたが、当日は雨も降らず多くの方にご参加頂くことができました。
 内容は、まず講義にて清拭の目的や効果、注意点について説明を行い、その後実際に当院で使用している清拭用のタオルを使用し、参加者の方に実際のタオルの温度や体を拭いた感覚を体験して頂きました。その中で、清拭の方法として拭き方や準備物の説明を行いました。

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 参加者の方の中には実際に自宅で介護をされていらっしゃる方や、今後介護をする可能性がある方もおられ、熱心にスタッフの話に耳を傾けていらっしゃいました。また、洗髪時に使用するケリーパッドの紹介ではグループに分かれ、実際に参加者の方々にケリーパッドを作成して頂きました。みなさん初めてでしたが協力し合い、わいわいと作ることができました。

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 「清拭について」という内容で、普段なかなか人に聞く機会の少ない話や体験をすることができ参加者の方からも「初めてでしたが、とても分かりやすくためになりました」などたくさんの感想を頂きました。 これから自宅で介護を行われる中で、少しでも今回の介護教室が役に立って頂けたらと思います。

次回のご案内

テーマ

「家庭で出来る上手な介護 ~認知症って知っていますか(仮題)~」

開催日時

平成22年12月18日(土) 12:30~13:30

講師

あんしんホーム(当法人グループホーム)職員

開催場所

荒木脳神経外科病院 リハビリテーション室 (1階)

興味がおありの方はふるってご参加ください。
尚、五福の会健康教室とは時間が異なっておりますので、時間をお間違えのないようにご注意ください。

 平成22年11月12日、西区スポーツセンターにて第5回光臨会ソフトバレーボール大会が開催されました。
 今年は約100名の職員が参加しました。全16チームでリーグ戦を行い、各リーグで勝ち残った4チームが決勝リーグへ進みました。決勝の顔合わせはリハビリの「なんくるないさ」対4階病棟の「PTFN」。試合は序盤から白熱し、両チームが必死にボールに食らいつきました。特に「PTFN」の強烈なスパイクが会場を湧かせ、相手を圧倒しました。「なんくるないさ」は必死にレシーブをし、チームワークを武器に必死に応戦しましたが、大接戦の末「PTFN」が優勝しました。
 閉会式では上位3チームに賞状、トロフィー、副賞が授与され、その日最も印象的だったMVPには副賞が授与されました。
 ソフトバレーボール大会を通じ部署同士の交流も深まり、チーム医療の推進をより一層図ることができました。

事務部 位田 倫人

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  厚生労働省医政局長より平成22年4月30日付の「医療スタッフの協働・連携によるチーム医療の推進について」通知にて理学療法士・作業療法士及び言語聴覚士の吸引行為が可能となりました。当院では、チーム医療の推進を図るため吸引についての講習会が開催されました。

医師、看護師の協力の下、吸引についての知識を取得し広島市消防局より人形をお借りし、吸引技術の実際を学ぶことができました。今回の講習会では吸引手順、注意点等を学び、治療中の患者様の苦痛、リスクを改めて実感しました。私たちの職域が広がったことで患者様の更なる治療効果の向上が考えられますが、それに伴い大きな責任と十分な知識を得る必要性があります。私たちが吸引をしたことで患者様の状態が悪化しては問題であり、患者様が良い状態となるよう少しでも手助けができたらと思います。その為にも必要な知識を得て、技術を磨く必要があると強く感じ、今回の講習会の内容の十分な復習、練習の積み重ねを経て患者様への吸引行為に臨もうと思います。 様々な方の協力の下吸引についての講習を受講することができ、感謝するとともに今後の患者様との関わりの中で活かしていけるよう常に学ぶ姿勢でこれからも臨床に励んでいこうと思います。

リハビリテーション部 大宜味麻衣

資料 http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T100506G0010.pdfB_101111_001B_101111_002

平成22年9月29日に荒木脳神経外科病院外来待合にて五福の会第24回健康教室が開催されました。
「感染症について~インフルエンザを中心に~」と題して、当院消化器科診療部長 渡辺 健一医師が講師を務めました。

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インフルエンザの流行時期に近づいてきたこともあり、インフルエンザを中心に講演を行いました。当院での院内感染に関する対策を紹介しながら、治療方法、ワクチン接種の効果などについて説明しました。また、インフルエンザの予防として、うがい、手洗い、消毒、マスクの使用、ワクチンの接種などがありますが、インフルエンザに感染したあとも感染を広げないように配慮する事も重要であることなどをお話いたしました。
参加者の方からは「予防接種の重要性がわかった」、「インフルエンザの時期なので大変参考になった」など関心の高さが見られました。当院では10月15日よりインフルエンザの予防接種を始めておりますので、是非ご利用ください。

次回の健康教室は平成22年11月24日開催予定です。

テーマ

「心臓と脳の病気の意外な関係について(仮)」

講師

野村 勝彦 医師

開催日時

平成22年11月24日(水) 13:00~14:00
※時間にお間違えのないようご注意ください。

開催場所

荒木脳神経外科病院 外来待合
多くの方のご参加をお待ちしております。

 当院のソフトボール同好会(荒木スーパーウォーリアーズ)は10月10日、入船山運動公園にて行われた、第41回広島県医師会ソフトボール大会に出場しました。

 新しく赴任された江本先生も加わり、今年は15名での参加となりました。  1回戦、シムラ病院との試合では、3点リードされた最終回ツーアウト・ランナーなしの場面で、江本先生のヒットから繋がり、なんと2点勝ち越すことができました。しかし、その裏同点に追いつかれ、なおもランナー1・2塁のピンチでしたが、ピッチャー野村先生が見事打者を打ち取りゲームセット。大会ルールにより、じゃんけんで荒木脳神経外科病院が勝ち、13対13の乱打戦を制しました。
 2回戦、広島鉄道病院との試合では、ホームランで1点先制し途中まではリードしていましたが、突如打ち込まれ…1対10と完敗しました。  今回、目立ったエラーも無く、来年に向けて期待の持てる試合をすることができました。今後、さらに練習を重ね来年こそはリーグ優勝を目指したいと思います。応援よろしくお願いします。      

文責:診療放射線科 為廣 紗笑加

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だんだんと寒くなり、夏場のシャワーだけの入浴から湯船につかる入浴へ切り替えられている方が多いかと思います。しかし、入浴中の事故で亡くなる人は年間に1万4000人もいると推定されており、入浴する際には十分注意が必要です。 安全な入浴とはどのようなものでしょうか?今回は転倒しない工夫に絞ってご紹介します。

入浴中の事故の要因

①脱衣所、浴室、湯船などでの温度差による血圧変動
②熱い湯につかることによる血圧の上昇や発汗による脱水
③水の重さによる水圧で生じる心臓への負担
④転倒

入浴前の注意点

・脱衣所に椅子を設置する(着替えの際にバランスが不安定にならないように)
・浴室と脱衣所の間に段差がある場合、段差を解消する(脚がひっかからないように)
・入浴前に家族に声をかける(何かあった時、気づきやすいように)

入浴中の注意点(洗体)

・洗体中の椅子は立ち座りしやすいよに膝の高さ程度の椅子を用意する
・洗体中や洗体後に立ち上がる際は、滑りやすいので足の裏や床の泡をしっかり流してから立つ

湯船につかる時の注意点

・浴槽の出入りは手すりや浴槽の縁など固定されたものを持って行う
・浴槽をまたぐ際にバランスを崩しそうな方は浴槽の縁おと同等の高さの椅子を
 そばに置き、座った状態で浴槽をまたぐようにすると良い
・湯船に肩まで浸かると立ち上がりにくくなる方は手すりなどを設置したり、
 浴槽内に入れた台に腰掛けると良い
・浴槽内で体が浮いたり滑ったりしないように滑り止めマットを活用するのも良い

湯船から出るときの注意点

・頭を低くして、腰から立ち上がり、浴槽の縁やそばに置いた椅子に腰掛ける
 続いて脚をゆっくり外に出し、落ち着いてから立ち上がる

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平成22年10月6日に草津本町女性会(広島市西区)の会員の方々の病院見学が行われました。この日は20名の方が参加。昼食として病院で提供する減塩食(高血圧食)を食べていただいた後、脳卒中の予防と発症時の対応について受講。さらには、健康増進体操などをして、救急室やマルチスライスCTなどの装置を見学していただきました。

参加された方からは、「病院が身近な存在に感じられるようになった」、「救急時の対応がよくわかった」などの声が聞かれました。当院としても、こういった機会を通じて地域住民の方々に脳卒中に関する理解を深めていただき、予防に努めていただければ幸いです。

なお、この模様は週刊西広島タイムス(平成22年10月15日1133号)で取り上げられました。

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平成22年8月より月に1回、当院にて「脳神経疾患の基本的知識」についての研修会を開催しております。講師は沖 修一院長が務め、現在3回にわたって講演を行っております。
第1回目の講演は、平成22年8月10日に開催しました。内容は脳の疾患についてで、脳の疾患には、脳血管疾患(脳梗塞、脳内出血など)、脳腫瘍、頭部外傷、先天奇形や感染症、中毒によるものまで、様々な種類があることを説明されました。
第2回目は9月9日、第3回目は10月7日に開催し、脳・神経のしくみとはたらきについて、脳脊髄神経系の中枢神経、末梢神経や、自律神経系の交感神経、副交感神経といったものの構造と機能を、詳しい解剖図を示しながら説明されました。
この研修会は、脳についての知識を少しずつでも復習したり、身につけようと職員を対象に始まったものですが、第2回目より地域の医療機関にもご案内し、医師、コメディカルの方々10名前後のご参加をいただいております。今後は脳・神経のしくみの続きと、脳の疾患の症状とその病態生理について数回の研修会を予定しております。

 平成22年7月17~18日にかけて、釧路にて第13回日本病院脳神経外科学会に参加しました。当院からは、沖院長を筆頭に、看護部より中村友香看護師、リハビリテーション部より私岩田が、日頃業務で取り組んできた課題や、臨床経験などを発表しました。演題内容は以下の通りです。

2-E-2-3「救急患者トリアージの試み」 院長 沖 修一
1-C-1-2「救急病棟におけるインシデント報告書に対する意識調査」 看護部 中村 友香
1-F-7-2「移乗動作獲得に向けた家族指導経験から得られたこと」 リハビリテーション部 岩田 学  

 それに先立ち、7月13日には、職員研修として院内発表会を行いました。発表会は、学会を想定した発表形式で行われました。不安や焦りの中、予想していないような質疑などもあり、緊張しましたが、本番を前にこの上ない良い練習となりました。
 その甲斐もあり、学会本番では、心地よい緊張感の中、落ち着いて発表することができました。そして他院の方の発表を聴いたり、会話をすることで、日頃思いつかないような発見もあり、有意義な学会となりました。
 また学会終了後は、阿寒湖観光や釧路湿原観光、海の幸を堪能するなど、釧路の大自然を満喫し、日頃、仕事に疲れた心と身体を癒すことができました。 今後も、機会があれば学会で発表していきたいと思います。

リハビリテーション部 岩田 学

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 平成22年9月22日(水)、地元庚午北町内の老人クラブ「庚午北鈴の会」主催で、庚午北集会所において健康教室が開催されました。今回は『健康講座・あなたの健康守ります』というテーマで、当院から事務部長とリハビリテーション部の療法士を講師として派遣しました。

地域に向けた健康教室の開催 

 はじめに事務部長から荒木脳神経外科病院の地域への取り組みについての説明をし、続いてリハビリテーション部の療法士が「年をとっても能力は衰えない」というテーマと「ボケたくなければ動きましょう」というテーマに分けて説明しました。

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 前半では、認知症について正しく知ってもらい、歌を歌うことや声を出してものを読むことなど認知症予防のためにできることを紹介しました。後半では、運動の必要性や転倒予防のために出来る簡単な運動について紹介しました。最後は、歌に合わせながら頭と身体を同時に使った運動を行い、大変盛り上がりました。

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 さらには、骨密度測定が行える場所を設けたところ、参加された多くの方々が実際に試され、ご自身の骨密度値と各年齢の平均骨密度値を比較されるなど大変好評でした。
 参加者からは、「とても楽しかったです。」、「家に帰っても今日習った運動をしてみます。」などといった声があり、大変有り難い感想をいただくことができました。これを励みに、今後も地域の方々に貢献できるような、そして少しでも満足して頂ける健康教室を開催できるように、スタッフ一同努めて参ります。          

リハビリテーション部 中村 翔