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H22年度より、DPC導入病院の診療報酬について、「機能評価係数Ⅱ」という新しいルールが導入されました。

 「機能評価係数Ⅱ」とは、DPC導入病院の下記の6項目から算出され、係数が高いほど高度な医療機能を有するとみなされます。  

平成23年4月以降に適用されるDPC導入病院(全国1,449病院、広島県35病院)の「機能評価係数Ⅱ」が3月17日に厚生労働省より官報告示されました。(厚生労働省 官報: 厚生労働省告示第五十七号 詳細はこちら)  

病院情報局ランキング資料によりますと、当院が広島県内 『 第 1 位 』 の評価を受けております。  

■県内上位10病院リスト

順位 病院名 所在地 H23年度
1 荒木脳神経外科病院 広島市西区 0.0306
2 広島大学病院 広島市南区 0.0299
3 広島市民病院 広島市中区 0.0298
4 呉医療センター 呉市 0.0295
5 福山市民病院 福山市 0.0294
6 県立広島病院 広島市南区 0.0289
7 安佐市民病院 広島市安佐北区 0.0276
8 中国労災病院 呉市 0.0268
9 尾道総合病院 尾道市 0.0265
10 尾道市民病院 尾道市 0.0263

(機能評価係数Ⅱランキング: 病院情報局 詳細はこちら)  

DPC制度の普及によって各病院の診療機能が可視化されるようになり、病院の実力の差別化がいよいよ到来したと言えるかもしれません。

前年(H22年度)は広島県内にて「第2位」の評価を受けておりましたが、この1年間、チーム医療を軸に急性期の脳疾患治療を極めるために日々努力したことが評価され「第1位」になることができたと判断しております。  

今後とも、患者さま本位の安全で安心な質の高い急性期医療の向上に職員一同で努めたいと思います。  

■6項目の係数について (厚生労働省 中央社会保険医療協議会 資料より)

  項 目 評価の考え方
1 データ提出係数 対象病院における詳細な診療データの作成・提出に要する体制と、そのデータが活用されることで、医療全体の標準化や透明化等に貢献することを評価
2 効率性係数 平均在院日数の変動に伴う病棟業務量の増減について、患者の疾病構造の違いを補正した在院日数の相対値により評価
3 複雑性係数 対象病院における診療の複雑さについて、当該病院における一入院当たり包括点数の相対値により評価
4 カバー率係数 様々な疾患に対応できる総合的な体制について、当該病院で算定している診断群分類の広がり(種類の多さ)により評価
5 地域医療係数 地域医療への貢献による評価
6 救急医療係数 包括点数では評価が困難な救急入院初期の検査等について、救急患者に占める割合により評価

【報告: 診療情報管理室 嶋田 貴志】

転倒予防についての講演を行いました!!!

 平成23年2月28日、広島市己斐地域包括支援センターからの依頼で、当院より理学療法士3名、作業療法士1名が、己斐公民館にて「転倒予防」をテーマとした講演を行いました。

 地域包括支援センターとは高齢者の皆さんが住み慣れた地域で安心して暮らせるよう地域での生活を総合的に支援するために広島市の委託事業で設置運営されています。  

 参加者は60歳~90歳まで年齢層も幅広く、質問も多く飛び交う中、大変アットホームな雰囲気で行われました。講演の内容は①転倒するとどうなるのか、②転倒の原因について、③転倒予防として出来ること、といった内容に分けて講演をさせて頂きました。その場で筋力テストや柔軟性のテストを測定した際には、参加者の皆様、年齢別平均よりも高い結果となり、日頃からの健康に対する意識の強さに感心させられました。

 転倒予防で出来ることについては、自宅で可能な筋力トレーニング、バランス向上練習、ストレッチについて、実技を交えながら指導し、参加者からは「分かりやすかった」「自宅でも続けてみようと思う」など大変有り難いお言葉も頂き、今後の健康教室や介護教室にもつなげていけたらと思いました。

   最後に転倒は誰にも起こりうることです。しかし、一人ひとりの転倒に対する意識の持ち用で転倒のリスクは軽減できますし、何事も継続することが重要です。当院ではこのような予防事業も地域医療への貢献の1つと位置付けております。今後も、地域の皆様が楽しく活動したり、活き活きとした生活を送れるように活動を続けていきたいと思います。

<文責:リハビリテーション部 中村 翔>

より安全で円滑な手術運営のために
手術室に42型画面PACSを2台導入設置いたしました。

脳神経外科の診療には、МRIやCTなど画像診断に基づいて行われます。
手術の際には、過去から現在の画像及び術前画像まで、大画面で一度に確認することが可能です。
さらに、各画像を42型画面いっぱいに画像拡大することができ詳細部分の確認が可能となり、より安全な手術運営も可能となりました。術医からも非常に好評です。
今後とも医療の質の向上に繋がる病院整備をして参りたいと思います。  

臨床工学技師 酒井 和宣

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B_110318_001平成23年1月20日(木)から3.0テスラМRI増設工事を実施しておりますが、いよいよ動力の源となる電気容量を引き上げるためキュービクルを増設し、3.0テスラМRI本体(マグネット)の搬入を行いました。

B_110318_002このМRIは当院専用の仕様に基づき、フィリップスのアメリカ工場で製作されております。なるほど、本体の刻印にもLATHAM NY (ラッサム、ニューヨーク)の製作場所や、製造月が FEB 2011と表記されておりました。 現地の工場を平成23年2月21日に出荷し、空輸にて2月23日に成田空港に到着、通関を経由しトレーラー輸送により2月27日(日)10時30分には当院に到着しております。海の向こうから、僅か7日間で搬入が完了しております。
 

B_110318_003当機器の重量は、3.0テスラМRIにおいては他社と比較して軽量と伺っていますが、何と4.6t の重量があります。当院では2階の検査室が設置場所となるため、クレーンで2階に吊り上げ、得設の専用台を作成し移動させます。部厚い既存壁も事前に崩し、搬入するという大工程となります。限られたスペースや時間しかないため、正直、本当に入るのかどうか心配でした。
 

B_110318_004しかしながら、当日は日本通運 輸送部重機専門チーム12名が東京より駆けつけ、僅か1時間30分程度で搬入するという離れ業には驚きました。 チームで行うプロ集団の仕事振りには拍手が湧くほどでした。      

B_110318_0053月からは、まずは取り崩した壁を復旧し6面シールドを完成させた後、磁場を立ち上げます。各種調整を行い4月からの稼働に向けて準備して参りたいと思います。残りの工事が無事終了し、より質の高い医療が提供できる日が一日も早く到来することを祈念しております。    

報告 診療放射線部 若宮 浩一郎】

B_110311_001今春4月の3.0テスラMRIの増設稼働を約2ヶ月後に控え、当院が導入するフィリップス社製の同機種MRIが隣の岡山県の倉敷平成病院に平成21年6月から導入されていることを知り、具体的な撮影・運用方法を参考にすることを目的に、平成23年2月7日 診療放射線技師2名と事務部長の3名で施設見学に参りました。
倉敷平成病院は脳神経外科を中心とする病院で急性期から回復期・在宅まで脳疾患を取り扱っており、また、異なるメーカーの1.5テスラと3.0テスラMRIを2台を稼働させているなど、当院と類似しているところも多く参考になるものと考え施設見学先として選定させて頂きました。
倉敷平成病院ではご好意により実際の3.0テスラMRIの撮影に同席させてもらったうえ、実習レベルの内容でさまざまな撮影レクチャーを受けさせて頂きました。
鮮明画像であることはもちろん、短時間撮影も可能で、さまざまな用途に対応できることが、本当によく理解できました。特に、マンモ診断にも一定効果があり撮影及び活用方法をご教示いただきました点は非常に参考になりました。
さらに、診断だけでなく学会発表などにも活用され、引いては職員採用やモチベーションアップにも繋がっていることを伺いこれもまた参考になりました。
導入まで約2ヶ月間となりましたが、可能な限りの準備を整え、稼働と同時に安全で安心な質の高い医療を提供できるように職員一丸となって準備に臨みたいと考えております。
最後にご協力頂きました倉敷平成病院の放射線技師の皆様、お忙しい所ご協力ありがとうございました。
倉敷平成病院のホームページはこちら 

診療放射線科 為廣 紗笑加

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平成23年2月19日(土)に「健康な歯を保つために~あなたのブラッシングあっていますか?」というテーマで、介護教室が開催されました。講師は、当院歯科衛生士の 中井 美佐子、錦織   が務めました。 当院には昨年より歯科衛生士が入職しており、この度の介護教室で歯についての講義は始めての取り組みでした。                                           

 講義の内容としては自分の歯を保つことの重要性や歯周病の恐ろしさなどについて説明があり、口腔ケア(歯みがき)をどのようにすればよいかクイズや写真を交えながら話をすすめました。 また、普段どれだけ歯が磨けているのか(いないのか)を知るために参加者のみなさまに体験をしていただきました。方法として、染め出し液を歯に塗ってもらい、歯がピンクに染まるかどうかを確かめました。ピンクに染まれば汚れ(歯垢)が残っている、染まらなければきれいに磨けていることになります。参加者のみなさまの反応は人それぞれでしたが、普段は行わないような貴重な体験になったのではないかと思います。                 

(文責:リハビリテーション部 言語聴覚士 山崎 美佳)

平成23年2月5日~2月6日の2日間で職員旅行(第1班37名)に行って来ました。

 まず一日目、兵庫県出石に行きました。朝早くからの出発でしたが、バスに揺られ、気付くとお昼になり、出石城山ガーデンで出石皿蕎麦を頂いた後、出石城下町の散策となりました。
 蕎麦は小皿3皿に分けられていて打ち立ての蕎麦は香りもよく、あっという間に食べてしまいました。聞くところによると「10分で120杯食べた女性がいる」と聞き、驚きました。
 出石城下町の散策の後、早めに城崎温泉西村屋ホテル招月庭へ向かい、外湯を巡る名物七湯めぐりへと出かけました。下駄の音を立てながら歩いていると他の旅館のお客さんも同じスタイルで歩いており和風情緒あふれる外湯巡りでした。
 夕食はカニづくしで一人当たりカニ一匹が丸ごと蒸してあり、カニをひたすらほぐしている時は宴会場にもかかわらず辺りが静まり返り、一生懸命になっていると、更にカニすきや焼きガニなどが登場し、皆食べ疲れるほどでした。
 二日目は朝市に寄った後、城崎マリンワールドへ立ち寄りました。午後には京都府の天橋立に立ち寄りました。股の間から逆さにのぞくと「海が空・空が海のように見え、天に伸びる橋のように見える」とのことでしたが想像力が足りないせいか海は海・空は空のままで、もし次に来る機会があればもう一度挑戦したいと思います。
 この度の旅行は二日間ではありましたが、普段体験できない貴重な体験が多く、その中で各部署の方々と親睦を深めることが出来た密度の濃い良い旅であったと思います。

文責:臨床検査工学科 酒井 和

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平成23年1月26日に荒木脳神経外科病院外来待合にて五福の会第26回健康教室が開催されまた。「めまいのあれこれ」と題して、当院の沖 修一院長が講師を務めました。
内容は、①めまいとは、②どこでめまいが起こるか、③めまいの原因と病態整理、④めまいの観察と診断、⑤めまいが起こったときの順でお話しました。
今までにめまいを経験した方も少なくないのではないかと思いますが、めまいにも色々な種類があり(回転性めまい、失神性めまい、浮動性・動揺性めまい)、その種類によって原因疾患も異なることをお話しました(順に耳の病気、全身の病気、脳の病気)。また、具体的にどういった問診を行い、どういう診断を行っているかについても触れ、特に頭痛がする、物が二重に見える、呂律が回らない、手足や顔がしびれる等の症状があれば脳血管障害を疑うことを説明しました。
最後に、めまいが起こったときの対応の一例として、身体を動かさず楽な姿勢をとる、目を閉じて安静に寝ることなどを挙げました。

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参加者は30名を超え、みなさまの“めまい”というテーマへの関心の高さがうかがえました。参加者からは“脳からもめまいが来ることは知らなかった”、“めまいの原因も色々あることを知った”などの意見が寄せられました。

次回の健康教室は平成23年3月23日開催予定です。

テーマ

未定

講師

消化器科診療部長 渡辺 健一 医師

開催日時

平成23年3月23日(水) 13:00~14:00
※時間にお間違えのないようご注意ください。

開催場所

荒木脳神経外科病院 外来待合
多くの方のご参加をお待ちしております。

平成23年2月2日(水)に広島経済レポートの取材を当法人理事長 荒木攻が受けました。

  B_110215_001経済レポートとは、昭和26年の創刊以来、週刊経済情報誌としてビジネス情報を発信し続ける信頼度の高い地元情報誌として有名です。

このたび、当院が高額医療機器である3.0テスラМRIを広島県内の民間病院で初めて導入することに注目されたようです。

正直、私共は経済誌の取材を受けるのは初めてのことで、少し驚きました。なぜなら、もともと医療と経済は薄い関係と思っていたからです。

しかし、昨年6月、政府は「新成長戦略」を閣議決定し、医療・介護・健康関連産業を日本の成長牽引産業として明確に位置づけたことをきっかけに、医療と経済は決して薄い関係ではなく、むしろ参入を検討している企業も増加しているそうで、読者ニーズが高いことを伺いました。

今回の3.0テスラМRI導入を契機に、地域の方々が脳疾患に対して少しでも興味を抱いていただいた結果、脳卒中の予防や治療に生かすことができれば幸いと思い取材に応じさせていただきました。

※    掲載内容は、平成23年2月10日号(こちら)[PDFファイル] をご覧下さい。  

事務部 上 侑加

 平成22年12月19日(日)、「移植医療を考える広島県民公開講座」が中国新聞ホールにて開催されました。この県民公開講座は、広島県医師会、(財)広島ドナーバンク、広島県が主催し、県民や医療関係者が約160名参加しました。

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 まず、広島大学病院移植外科教授の大段秀樹先生から、「移植医療の現状~肝臓・腎臓疾患等の移植医療へ」と題して講演がありました。法改正後、全国の脳死移植が月0・4件から5件に増えたと報告されました。続いて、日本臓器移植ネットワーク臓器提供施設委員会委員・広島ドナーバンク評議員でもある当院病院長の沖 修一先生が、「改正臓器移植法と臓器提供協力施設の現状」について話されました。臓器移植に関する法律が平成22年7月に改正され、本人の意志が不明な場合でも家族の同意により臓器の提供が可能となり、法改正後、家族の同意による脳死下の臓器提供が増加し、臓器移植に対する関心が高まっていることなどを報告されました。
 「臓器提供者の家族のお話」では、寺の住職だった父親を亡くした娘さんは、父の心停止後の腎臓提供を決めた経緯を振り返り、臓器提供意志表示カードは書いていなかったけど「日頃の生きざまから父は間違いなく提供を望んだに違いないと確信した」と述べられ、「そういう絆でもって、育ててくれた父に感謝します」と、涙ながらに話されました。
 また、「肝臓移植を受けた方のお話」では、04年に奥様からの生体肝移植手術を受けられ、「妻の体を傷つけてまで自分に生きる価値があるのかと悩んだ」と当時の心境を語られ、「移植手術を受けたからこそ感じる命や時間の大切さ、私の新しい人生は、家族からの贈り物」と声を詰まらせ、奥様に感謝の気持ちを伝えられました。
 最後の意見交換会ではカープの白浜捕手、相沢投手も参加し、「日頃から家族で話し合いを」と、移植医療の大切さを訴えられました。

   かけがえのない家族と今生の別れをせねばならないという尋常ならざる状況のなかで、限られた時間のうちに大きな決断をしなければならない、どのようなお気持ちで決断し、その後の生活を送られているのか、臓器提供者の家族の思いを直接聞く事ができました。

(文責:看護部長 島田節子)