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 去る11月25日(金)、厚生労働省が位置づける「医療安全推進週間」と合わせ、リスクマネージメント委員会主催にて、株式会社トップから講師をお迎えし、『輸液ポンプの安全使用』について職員研修を行ないました。
 まず、「なぜヒューマンエラーを起こすのか」から始まり、輸液ポンプ等に関連したヒヤリ・ハット事例を紹介され、輸液ポンプの操作手順について説明を受けました。最後は、実際に院内で使用している輸液ポンプに触れながら、正しい操作の説明を受け、確認をしました。
 看護業務のヒヤリ・ハット事例の中で医療機器の事例は全体の約2.4%を占めているそうです。その中で、輸液ポンプ等に関連したヒヤリ・ハット事例の内容は、設定・操作に関連する事例が52%、回路に関する事例が20%、観察・管理に関する事例が13%占めているそうです。
 設定・操作では、流量設定の滴数と流量の間違いや、開始忘れ。回路では、輸液セット装着不良。観察・管理では、血管外漏液やクレンメ・三方活栓開け忘れなどを挙げられました。
 看護業務の中では、輸液ポンプは日常使用している機器であり、マンネリ化しないように、正しく機器を使用すること。観察や確認の大切さ、管理の大切さを再確認することが出来ました。
 実際に院内で使用している輸液ポンプを操作しながらの説明であったので、わかりやすく、今後の実践に活かせる内容でした。 

文責 : 看護師長 光森 百合子

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 冬は、気温が下がることで末梢血管が収縮し、血圧が高くなります。また、寒冷刺激により急激に血圧が上昇することは脳出血の危険を増やします。

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①なるべく暖かくして過ごす。C_120121_003
入浴後など、暖かい浴槽から寒い脱衣所へ出ることで、血圧が一気に上昇してしまいます。急な温度変化を避けましょう。いきなり熱い湯の中に入らず、ぬるめのお湯にゆったりつかり、緊張をとるようにしましょう。また、夜中にトイレに行く際も、急な温度差があるので、何か羽織るなどして、なるべく暖かくしましょう。    

②体が温まる食事を摂る。
たんぱく質…肉や魚、卵や大豆製品などの良質たんぱく質は、血液や各組織の材料となり、
      体の機能を正常に保つ重要な栄養素です。
香辛料…抵抗力をつける免疫物質は、体が温まって、血液循環がよくなるほどたくさん作られます。
    ねぎやニラ、にんにく、とうがらし、生姜などの刺激性のある成分や辛味成分は、
    体を温めて血行をよくし、消化を助けます。 C_120121_004        

③飲酒量を考える。
飲酒中や飲酒直後は、一時的に血管が拡張し血圧が下がりますが、時間がたってアルコール血中濃度が下がると血管が収縮し血圧が上昇します。長期間多量に飲酒を続けると血圧が高くなることもあります。忘年会、新年会など、お酒を飲む機会が増える冬は、特に気をつけましょう。

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④適度な運動。
寒い冬は運動不足になりがちです。その結果、体重が増え、血圧にも悪影響を及ぼします。適度な運動は血行をよくし、ストレス解消にもつながります。 日常生活の中でなるべく身体を動かすなど、冬でも適度な運動を継続することが大切です。

⑤脳卒中予報。
  広島県医師会は日本気象協会協力のもと、全国に先駆け2004年11月から「心筋梗塞 予報」、2006年12月から「脳卒中予報」という画期的なサービスを実施しています。
同医師会では、寒くなると脳卒中や心筋こうそくで救急搬送される患者が急増する点に 着目し、過去10年以上の広島市消防局の脳卒中に関する救急出動件数や気温などの関連性を分析されたそうです。その分析から得られた知見をもとに、毎日、同医師会ホームページや、中国新聞の地域面広島都市圏版に「心筋梗塞・脳卒中予報」)として掲載されています。
 是非、日々の健康管理にお役立て下さい!!    C_120121_006   参考:健康生活.com
    脳卒中 冬に起こりやすい脳卒中対策
    広島県医師会 

文責:事務部 三笠真琴

 

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 寝たきりの原因も様々ですが、第一位は脳血管疾患(全体の約1/3)によるものです。  1週間寝た状態が続くと筋力は約10~20%、骨量は約1%低下していくと言われているように、寝たきりになれば全身状態が悪化するだけでなく、介護する方の負担も増大します。  そこで、今回は寝たきりにならないための6箇条を紹介します

1.廃用症候群の恐さを知りましょう
 寝ている状態が長く続くと、筋力低下や関節が硬くなる関節拘縮、また心肺機能の低下、咀嚼・嚥下(噛む・飲む)機能の低下、さらには低栄養や骨粗鬆症の進行、認知症やうつ病といった精神機能低下などを招きます。
 これらを総称して廃用症候群と呼びます。廃用症候群が進行すると自力では動けない身体になってしまうのです。

2.まずは座ることから意識しましょう
 寝たきりを防ぐためにまず座ることの重要性を知る必要があります。  座ることで①覚醒レベルの向上、②座るために必要な筋力やバランス能力の向上、③嚥下機能の向上、④心肺機能の向上、⑤立ち眩みなどに対する血圧調節力の向上、⑥床ずれの防止、⑦便秘の改善などが期待できます。

3.低栄養に気をつけましょう
 介護を必要とする高齢者に多いのが低栄養です。一般的に血液中のたんぱく質の一種である血清アルブミン値が3.5g/dl以下だったら低栄養と判断されます。低栄養により筋肉量の減少だけでなく、免疫機能の低下により感染症も起こしやすくなります。身体機能を高めて日常生活動作を向上させるには、まず栄養状態を改善することが必要です。

4.口で噛むことを大切にしましょう
 よく噛むことで脳の前頭連合野という部分が活性化することが、脳科学の研究でも証明されています。この前頭連合野は脳の活動性の調節に重要な役割を果たしており、記憶や情動などと深く関連しています。その為、口でよく噛むことは認知症予防や心を落ち着かせる効果も期待できると言われています。

5.口腔ケアをしっかり行いましょう
 口腔内を清潔にすることで、歯や口の疾患を予防し、口腔機能を維持することができるだけでなく、誤嚥性肺炎など全身疾患の予防にもつながります。

6.人との交流を大切にしましょう
 寝たきりにならないためには、家から出て過ごす時間が大切です。人との交流はお互いの心を動かし、意欲を高め、前向きな生き方へと導いてくれます。つまり、人との交流を得ることで心身ともに良い影響を与え、寝たきり予防にもつながるのです。

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おわりに
 当院では365日体制、かつ早期からのリハビリテーションを実施しています。また、多職種で構成された栄養チームによる栄養状態の管理や歯科衛生士による口腔ケアなど万全の体制で取り組んでいます。
 今後も寝たきりによって生じる廃用症候群の進行を防ぎ、少しでも早く患者様が回復されるように、スタッフ一同協力しあい日々励んでいきたいと思います。    

参考文献:介護者のためのリハビリと生活ケア
文責:リハビリテーション部 中村 翔

 去る11月2日(水)、医道倫理委員会主催にて、講師に、第一三共株式会社 医業経営コンサルタント メディカルリスクマネージャー 服部 哲茂様をお迎えし、主にインフォームド・コンセントについて職員研修が行なわれました。
 まず、医療行為を行なう場合、患者と医療機関の間には契約が発生することになり、それぞれに義務が伴うというお話から始まりました。契約というと堅苦しく感じますが、患者様は診療に協力すること(医師への説明、医師の指導に従う)、費用を支払うことなど、医療機関は適切な診療、結果説明、医師法を守ることなどが挙げられ、通常行なうべき事でありました。それらが円滑に進む為に、インフォームド・コンセントが必要ということです。双方が協力し合う医療環境を築き、質の高い医療を達成することが目的とされています。
 インフォームド・コンセントは「説明と同意」という意味ですが、現在、又これからは、行なう医療の内容、それに伴う危険、他の治療方法の説明といった「充分な説明」と、それを患者様が納得された上での「理解ある同意」を得ることを意識することが重要とのことでした。
 患者様が医療行為を受けられる場合、方針決定が必要な場面は必ずあり、その際インフォームド・コンセントを得ることは医療現場では当たり前に言われていますが、どのようにどこまで得るべきか、といったところを再認識することができたと思います。
 又、スムーズにインフォームド・コンセントを得られるように、チーム医療のもとで、常日頃から患者様への気配り、コミュニケーションを大切にすることも必要であると感じました。

 リハビリテーション部 山木 雅博

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平成23年11月11日に西区スポーツセンターにて、第6回光臨会ソフトバレーボール大会が開催されました。

 この大会の特徴は、各部署対抗で協議を行ない、部署毎のチームワークを競う大会で大変盛り上がる大会となりました。

 1チーム4名で全18チームで予選リーグ、決勝トーナメント行ない、各チーム息のあったチームプレーで手加減なしの白熱した試合となりました。また、チームの枠を越えそれぞれのチームを応援し合い、参加者全員で楽しい時間を過ごすことができました。

優勝はリハビリテーション部「MASAOチ-ム」、準優勝は同じくリハビリテーション部「翔女時代チーム」、第3位は検査部診療放射線科「あべサンダースチーム」でした。

参加者全員で審判等の係も行ない、スムーズに大会を運営することができました。試合の中で、ソフトバレーボールを楽しんでいただき、みなさんの笑顔を見ることができました。

今回のソフトバレーボール大会を通じ、普段の仕事では関わる事の出来ない他職種の方々と交流を深めることができました。今後のチーム医療に繋げ、光臨会の発展に努めていきたいと思います。

福利厚生委員会 看護部4F病棟 明石 一美

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当院は今年開設25周年を迎え、さらなる地域医療に貢献することを目的に、初めての試みとして平成23年11月6日(日)西部埋立第五公園で開催された西区民祭りに参加いたしました。西区民祭りは昭和58年から開催され、「心ふれあう ふるさと西区」をテーマに西区民の交流とにぎわいづくりを進めることを目的に、今年で27回目と歴史のあるお祭りです。

当院は西区唯一の脳神経外科専門病院として脳神経外科の特徴を生かした医療ブースを開設し、院長をはじめ看護師、療法士など総勢17名で臨みました。
ブース内では、①血管年齢測定、②認知症測定、③脳ドックのご案内、④車椅子体験、⑤福祉用具の展示、⑥看護相談、⑦リハビリ相談を行いました。
当日の天気はあいにくの雨模様でしたが、大勢の方に当ブースを訪れていただき、中でも一番人気は①血管年齢測定で、1時間以上の待ち時間が発生する程の人気でした。
サッカー元日本代表のオシム監督など脳卒中に対する健康意識の高まりを感じました。

今回が初めての試みでしたが、沢山の方に参加していただき、そして楽しんでいただけたことは非常に良かったと思います。いつもとは違った地域貢献ができたのではないかと自負しております。
来年も是非とも参加し、継続的な地域活動に育てて行きたいと考えております。

地域連携室 尾崎 友哉

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 平成23年10月22日(土)12時30分より、当院1階リハビリテーション室にて介護教室が開催されました。「オムツの正しい選び方・使い方」と題して、当院の看護部、田倉 記代子看護補助が講師を務めました。また、花王カスタマーマーケティング株式会社の方にも、商品の説明やサンプルの提供などご協力いただきました。

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 主な内容は、オムツ選びチャートを用いたオムツの正しい選び方・オムツの種類についての説明、実際にオムツを模型にあててみる実技体験です(下記写真が実際の実技の様子です)。

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 参加者の中には、今後介護を行う可能性のある方もおり、その中でも排泄の介助は多くの方が不安を感じておられました。オムツを正しく選択・使用していなければ、床ずれの危険性や、オムツはぎ・尿漏れ・尿臭の原因にもなり兼ねません。また、排泄は羞恥心を伴う行為なだけに、適切な排泄環境をつくりだすことが重要です。
 介護者が知識を持ち、正しく介助を行うことが、介護を受ける側の快適な生活に繋がるとういことを改めて感じることができた教室となりました。                          

(次回の介護教室のご案内)
・日時:平成23年12月17日(土) 12:30~13:30
・テーマ:「認知症って知っていますか?」(仮題)
・講師:あんしんホーム(グループホーム)
     主任 三木 伸介
・場所:1階リハビリテーション室  

(文責:地域連携室 漆谷 恵美)

 当院回復期リハビリテーション病棟では、月に1回、病棟スタッフ・リハビリスタッフ・ソーシャルワーカーが協力してレクレーションを企画・開催しています。

 10月20日(木)は大運動会を開催しました。総勢33名の患者様が参加され、赤組と白組に分かれて勝敗を争いました。種目はスプーンリレー、綱引き、玉入れの3種目です。患者様同士で声を掛け合ったり、応援しあったり、勝ち負けを争うことで普段の治療場面ではなかなか見られない患者様の表情や一面をみることが出来ました。集団で一つのことに取り組み、協力し合うことの素晴らしさを改めて感じました。最後の表彰式では、患者様の笑顔をたくさん見ることが出来ました。

 また、実施後のアンケートでは、ほとんどの患者様から「楽しかった」という感想をいただきました。今回の大運動会の反省を生かし、来月からのレクリエーションも患者様の入院生活の中に季節感や生活感をもたらし、気分転換になる様な企画・開催していこうと思っています。

(文責:リハビリテーション部 茶川 美沙)

(開会式)

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(綱引き)

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(玉入れ)

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 平成23年10月13日(木)18時30分より当院1階リハビリテーション室にて「当院各部署における感染防止対策の取り組み」と題して感染に関する意識・知識向上を目的に研修会を行いました。新たな取り組みとして、当研修会を学術発表の一部と位置付け、当院職員のみならず地域の医療機関の方々にもご参加頂き、各部署からの発表形式で行いました。
 各演題、発表者は以下の通りです。

1.「外来における感染対策 第13期の取り組み」 外来看護部 三好 佳子
2.「ICTラウンドにおける意識調査の取り組み」 3階病棟看護部 川村 美香
3.「ニューデリー・メタロ-β-ラクタマーゼ1(NDM-1)産生多剤耐性菌について」 薬剤部 永瀬 忠利
4.「リハビリテーション部での感染対策」 リハビリテーション部 辻 法子
5.「MRSAに対する認識度と今後の課題」 3階病棟看護部 坪井 延枝
6.「回復期リハビリテーション病棟における感染防止対策への取り組み」 4階病棟看護部 前原 静香
7.「救急患者に対する感染防止の取り組み」 検査部診療放射線科 山田 浩二
8.「食養部における感染防止と取り組み」 食養部 池永 知子

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 主な内容としては、各部署で発生しやすい感染について取り上げ、具体的な対策を講じたものや、職員へのアンケート調査を実施し、感染に対する認識や知識について言及したものなど、部署ごとに様々な特性の見られた発表となりました。各部署で発表することによって「感染防止に対する取り組みや意識の高さがよく分かった」、「スタンダードプリコーションやMRSAに対しての知識や認識を改めてもう一度考えてみようと思う」など新たな課題の発見や対策の検討、職員の意識向上につながる良い機会になったと感じます。
 また、ご参加頂いた地域の医療機関の方々からは、「専門的で理解しにくいものがあった」との意見も頂き、分かりやすい発表を行うようにするなど改善点も見つかりました。
 今後とも、定期的な研修会の開催、職員間での意識付けなどを行い感染防止に努めてまいりたいと思います。

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(文責:地域連携室 倉本 真由美)

B_111018_001当院では、2005年4月よりこれまでダナン病院の若手脳神経外科医3名の研修を受け入れる等ダナン病院との学術及び文化交流を行って参りました。
このことがきっかけとなり、2011年9月17日にダナン市において当院とダナン病院との間に姉妹病院として友好協定を締結しました。

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ダナン病院  

ダナン病院はベトナム社会主義共和国においてホーチミン、首都ハノイに次ぐ人口第3のベトナム中部の主要な港湾都市として有名なダナン市に位置し、1945年以前に設立され、現在は750床を超える病床を備えた地域の基幹病院として地域医療に貢献されています。

今後は、当院での研修受入を行うだけでなく、双方向においてさらなる学術及び文化の交流を深めてゆきたいと考えております。

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