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平成24年7月25日(水)に、「脳卒中の基本的な知識」と題し、江本 克也 副院長の講義が行なわれました。参加者は、29名で、大勢の方々に講義を聞いて頂きました。
この度は、脳卒中の症状、脳卒中と呼ばれる病気の種類、治療、予防についてパワーポイントを用いて説明されました。講師の江本副院長は、実際の診療における写真(CTやMRI画像、手術写真)を用いて、診療での実体験などを盛り込みながら分かりやすい言葉で説明をされたのが印象的でした。
この度の講義をきっかけに脳卒中の知識を深め、少しでも脳卒中の予防に繋がれば幸いです。
次回は以下の通りで開催いたします。是非、奮ってご参加ください。
☆次回の介護教室・健康教室のご案内☆
(第34回介護教室)
・日時:平成24年8月25日(土) 12:30~13:30
・テーマ:「オムツの上手な使い方、選び方~オムツ介助を体験してみよう~」
・講師:介護福祉士 濱田 あゆみ
・場所:1階リハビリテーション室
(第36回健康教室)
・日時:平成24年9月26日(水) 13:00~14:00
・テーマ:「脳卒中における臨床検査~臨床検査についてご存知ですか?~」
・講師:臨床検査技師 西田 麻衣子
・場所:1階外来待合
・お問合わせ先:荒木脳神経外科病院 地域連携室 TEL:082-272-1114
※各教室で開催時間が異なっております。お間違えのないようにお越しください。
(文責:地域連携室 倉本 真由美)
去る平成24年7月14日(土)・15日(日)、北海道函館市にある函館国際ホテルにて『第15回日本病院脳神経外科学会』が開催されました。当院からは、理事長・院長を始めとし各部署から17名もの職員が参加し、診療部2演題、看護部3演題、薬剤部1演題、リハビリテーション部3演題、食養部1演題、事務部2演題、地域連携室1演題と計13演題の発表をしてきました。又、シンポジウム「脳卒中急性期リハビリテーション」の座長を荒木理事長が、「クモ膜下出血・脳動脈瘤」セッションの座長を沖院長が、「チームアプローチ」セッションの座長を島田看護部長が、「急性期評価・呼吸」セッションの座長を今田リハビリテーション部長が務めました。
「思いやりの心とチーム医療~安全・良質・高度な脳神経外科医療を目指して~」のテーマのもとに282演題の発表が行なわれ、職種を越えて多くの発表を聞くことができました。「他病院でのチームアプローチの取り組み」や、「音楽療法の効果」などとても興味深い内容についても多数発表されており、中でも、「SCU(脳卒中ケアユニット)における肺炎予防への取り組み」についての発表では、呼吸管理における病棟との連携の重要性、リスクに関する共通認識の重要性について強く言われており大変印象に残りました。当院にも呼吸管理を必要とする患者様は少なくなく、看護師への呼吸介助指導など当院でも活かし、チームアプローチを再度見直していきたいと思います。
学会1日目終了後の懇親会では、美味しい海産物を堪能し、マグロの解体ショーや舞踊など多くの楽しい催しがありました。世界三大夜景の一つである「函館山からの夜景」を眺めることもできましたが、併せて広島では考えられないほどの7月の寒さを体感しました。広島の気候と同様と思ったのか、半袖を着て来る人もいましたが、誰一人として風邪をひくことはなく、さすが医療従事者の集団でした。
自身にとって今回、初めての全国規模の学会での発表であり、自身にとって貴重な経験をすることが出来ました。又、普段同じ院内にいながらも、日常業務の中ではなかなか話すことのできない他部署の方と話す機会が多く持てたことは非常に良かったです。むしろ、意外な一面を垣間見ることができ、日常業務に戻ってからもより密なチームアプローチを行うことができると思います。
文責 : リハビリテーション部 流田 良治
去る7月26日(木曜日)18:30~リハビリテーション室にて、衛生委員会主催によるメンタルヘルスケアについての研修会が開催されました。講師には、医療法人 神経内科 山中クリニック(広島市南区比治山本町)の 理事長 山中祐介先生をお招きし「職場におけるメンタルヘルス」というテーマで約1時間講演頂きました。
今回の講演を拝聴して、精神面のケアには、自分の性格や思考傾向を理解し、睡眠障害や身体の疲労感などの身体のサインに自分で気付くことができることが大切であると感じました。その身体のサインを察知し、十分な休息をとりセルフケアをすることが大切なことであると知り、セルフケアとともに、ラインによるケアを活用し、日頃から一人で抱え込まず、身近な上司や先輩に相談すると言うことが重要であると学びました。それにより、スタッフ間での考えを共有し、サポートをし合いながら従業することで、より効率的な業務が行えるとともに、スタッフが心身ともに健康であることが、患者様へのより良い医療の提供につながるのではないかと思います。
山中先生、お忙しい中、ご講演賜りまして、本当にありがとうございました。
文責 : リハビリテーション部 前田 茜
平成24年6月30日(土)に、当院の食養部 伊藤 佳奈 管理栄養士より「健康な食事でいきいき生活しよう!~栄養のバランスはとれていますか~」というテーマで当院1階リハビリテーション室にて第33回介護教室を開きました。地域の方々や患者様、ご家族様など多数の方に参加して頂きました。
講義では自分に必要なカロリーやバランスよく食べるための食事の組み合わせや量などの説明があり、その後、クイズ形式で食事にあったドレッシングの選び方などを行いました。皆さん、真剣に取り組んでおられ、正解が分かると歓声があがりました。下の写真はクイズの時の様子です。
ここで実際の問題にチャレンジしてみましょう。
Q.以下の食べ物の塩分量はどのくらいあるでしょうか?
①かまぼこ 2切れ、②塩鮭 1切れ、③たくあん 3枚
正解は下記に載せています。私はこんなに塩が使われていることに驚かされました。
講義の中では加齢とともに塩味・甘味が感じづらくなり、気がつかないうちに高血圧などの生活習慣病になっている事もあるとありました。塩分の過剰な摂取を抑えるため、酸味や香辛料を使用する、焼く、揚げるなど調理方法を変えるなどの減塩のポイントを紹介しており、参加者は真剣に聞き入っておられました。
今後も介護教室では皆様の生活に役立てるよう、色々なことをお伝えしていこうと思います。多くの方の参加をお待ちしてあります。
(クイズの正解:①かまぼこ 約1g、②鮭 約2.5g、③たくあん 約1.5g )
☆次回の介護教室・健康教室のご案内☆
(第35回健康教室)
・日時:平成24年7月25日(水) 13:00~14:00
・テーマ:「脳卒中の基本的な知識」
・講師:副院長 江本 克也
・場所:1階外来待合
(第34回介護教室)
・日時:平成24年8月25日(土) 12:30~13:30
・テーマ:「オムツに関するお話(仮題)」
・講師:介護福祉士 濱田 あゆみ
・場所:1階リハビリテーション室
お問合わせ先:荒木脳神経外科病院 地域連携室 TEL:082-272-1114
※各教室で開催時間が異なっております。お間違えのないようにお越しください。
(文責:リハビリテーション部 作業療法士 安井 芳生)
熱中症とは
暑熱環境下においての身体適応の障害によっておこる状態の総称です。屋内・屋外を問わず高温や多湿等が原因となって起こります。(日射病とは違い、室内でも発症するケースが多く、年々増加傾向にあります。その背景の一つとしてエアコンの増加による熱のこもりやすい建築物の構造の変化が挙げられる。)高温障害にて、日常生活の中で起きる「非労作性熱中症」と、スポーツや仕事などの活動中に起きる「労作性熱中症」に大別することができます。
対策は?
①気温に気を配りましょう!
これから行く所・今いる場所の気温を気にするようにしましょう。そして暑すぎるようであればエアコン・扇風機などを使用し過ごしやすい気温にしましょう。
②飲み物を持ち歩きましょう!
熱中症予防には水分補給が重要となってきます。飲み物を持ち歩くようにしましょう。
③ひと涼みしましょう!
頑張りすぎは禁物!疲れやすくなっていると熱中症になりやすいのでひと涼みするようにしましょう。
④栄養をしっかりとろう! 十分な栄養を摂ることは熱中症予防につながります。
声を掛け合って熱中症を防ぎ夏を過ごしましょう!
参考:「熱中症 声掛け予防プロジェクト」
文責:看護部 村上 紗也佳
去る6月21日(木)18:30~当院5階研修室にて、接遇・美化委員会主催で「第3回接遇研修会」が開催されました。今回は「言葉遣い」がテーマで、日頃の自分達の言動を振り返る良い機会となりました。敬語の具体例や不適切な言葉、クッション言葉などについて学びました。クッション言葉とは、言いたいことの前に一言付け加えると、より丁寧な表現になる言葉という意味です。このクッション言葉を、実際の場を想定したロールプレイ形式で各自検討し使い方のトレーニングを行いました。会話の中に一言優しい声かけを付け加えるだけで、良い印象に変わると気付きました。
今回の研修により、患者様や同僚に対する自分自身の言葉遣いについて振り返ることが出来、言葉遣い一つで患者様に与える影響も大きく異なることを改めて感じました。今回の研修で学んだことを念頭にこれから「正しい言葉遣い」を実践していこうと思いました。
文責:リハビリテーション部 茶川美沙
去る6月14日(木)18:30~当院1階リハビリテーション室にて褥瘡予防対策委員会が主催し、株式会社ケープの金子麻子さんを招き『ポジショニング勉強会「与える」から「参加する」へ』の研修が行われました。
内容は、職員がモデルとなり体位変換を実演するなど演習中心で、とても興味深く、わかりやすい内容でした。また、褥瘡予防だけでなく、体位変換、肺炎予防、拘縮予防についての方法も説明され、体位変換の重要性、その結果として適切なポジショニングが可能になることを学ぶ良い機会となりました。
また、ポジショニングの概念を2人一組で実際に体験した際には、介護者が緊張すると患者も緊張する「オイトニー」、介入しても不快に感じにくい身体の硬い骨に覆われた部位の「クローズドサイド」と身体の中でも軟らかく不快を感じる部位「オープンサイド」を意識して介入する方法、力任せにまっすぐに力を加えずに左右時間差で力を加える「ら旋の動き」など、やり方を少し変えるだけで適切なポジショニングを行えることが分かり、とても勉強になりました。
研修翌日から、学んだことを意識して病棟で実際に体位変換を行ってみました。無駄な力を使わず、今までより少ない力でも体位変換ができるとともに、患者様にとってやさしい体位変換ができるようになったと感じています。これからも、リハビリスタッフと看護師で協力して体位変換やポジショニングを行っていけたらと思います。
文責:看護部2階病棟 蔵重真里
去る6月7日(木)18:30~当院5階職員研修室にて、教育委員会主催、当院麻酔科医師の森川真吾先生による職員研修「DMATの活動報告」が開催されました。森川先生は、昨年の東日本大震災にて、DMATの一員として、被災地に入り医療支援を行ってこられました。今回の研修では、DMATの説明や実際の活動報告が拝聴できる貴重な研修となりました。
「DMAT」とは、日本語にすると、「災害医療支援チーム」となります。DMATは機動力・自己完結力を持ち、災害急性期に活動できる専門トレーニングを受けた救急医療チームです。1チームは医師・看護師・業務調整員を含めた5~8名で編成されます。DMATが行う活動は、被災地現場活動、被災地内の病院支援、広域医療搬送があります。それらの活動を迅速に行うように、編成チーム全員で研修プログラムを受講し日々の災害医療に備えられていました。
実際に東日本大震災発生時の招集から活動の話をお聞きしました。自らで自走するなど自己完結力が必要など知らなかったこともあり、福島原発の放射漏れがあった中で、懸命に救急外来の支援活動にあたられた話を聞いて、大変なご苦労をされたと思いました。
今回の研修を受け、当院でもDMATと協力して患者の受入を行う可能性があることを知り、災害医療現場を知る事ができました。今回研修が学んだ事を今後の業務に活かしていきたいと思いました。
文責:診療情報管理室 嶋田 貴志
去る6月8日(金)毎年恒例の、福利厚生委員会主催のカープ観戦(vsソフトバンク)を開催しました。
今年は職員、家族をあわせて過去最高の100名以上の参加となりました。しかし、当日は予定外の雨・・・参加者はカッパを着たり、傘をさしたりし、びしょ濡れのお弁当を食べながらの応援でした。風邪を引いたりしないかハラハラしましたが、さすが医療従事者!!体調を崩す職員も一人もいませんでした。試合は雨で中断を繰り返し、8回コールドゲームとなり、1対1の引き分け。
傘をさし合いながらのカープ観戦は、例年とは違った意味での思い出となり、職員との親睦も深まりました。来年もたくさんの職員に参加してもらいたいと思います。
※ 大雨の為、残念ながら集合写真が撮れませんでした
文責 : 福利厚生委員会 天野和江(看護部外来師長)
平成24年5月30日(水)に、「ぐっすり眠るために(後編)」と題し、沖 修一 院長が講義を行いました。この度の講義は、平成24年1月25日に開催されました第32回健康教室「ぐっすり眠るために」の続編です。内容は、不眠症の原因・症状・関連する病気・対策について、パワーポイントを用いて説明を行いました。日頃から不眠症に悩まされている方にとって大変身近で興味深い内容であったのではないでしょうか。良眠できることによって、日々の活動意欲向上にも繋がります。まずは、睡眠薬に頼るのではなく、日々の生活習慣を見直していくことから取り組んでいきましょう。
次回は以下の通りで開催いたします。是非、奮ってご参加ください。
☆次回の介護教室・健康教室のご案内☆
(第33回介護教室)
・日時:平成24年6月30日(土) 12:30~13:30
・テーマ:「健康な食事でいきいき生活しよう!~栄養のバランスはとれていますか?~」
・講師:管理栄養士 伊藤 佳奈
・場所:1階リハビリテーション室
(第35回健康教室)
・日時:平成24年7月25日(水) 13:00~14:00
・テーマ:「脳卒中の基本的な知識」
・講師:副院長 江本 克也
・場所:1階外来待合
・お問合わせ先:荒木脳神経外科病院 地域連携室 TEL:082-272-1114
※各教室で開催時間が異なっております。お間違えのないようにお越しください。
(文責:地域連携室 漆谷 恵美)