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 平成24年10月27日(土)に、当院 リハビリテーション部の中村 えり 理学療法士が講師となり、「転倒予防体操~こけないための元気な足腰づくり」というテーマで介護教室を開催しました。
 今回は、地域住民の方々や近隣施設の入居者及び職員の方、入院患者様、ご家族様など17名の方にご参加頂きました。
 内容としては、転倒が発生するメカニズムや転倒によって生じる不利益などの紹介や自宅内での対策、転倒防止10カ条(下記参照)などの説明が最初にありました。

【転倒防止10カ条】
 ① 足元の小さな段差に要注意
 ② 外出は、時間に余裕をもって
 ③ 悪天候、夜間の外出要注意
 ④ 立ち上がり、急な動きはめまいのもと
 ⑤ 人ごみやバス、電車であわてずに
 ⑥ 階段は、手すりをにぎって、上がり下り
 ⑦ 転ばぬ先の杖
 ⑧ 良い履物は身を守る
 ⑨ バランス良い食事と体力づくり
 ⑩ 歩く前にストレッチ、背筋を伸ばしてゆっくりと

(防衛医科大学リハビリテーション部助教授 石神 重信氏)

その後は、実際に参加者の皆様に体操をして頂きました。下の写真が実際の体操の様子です。まずは柔軟体操で体をほぐした後、座ってする体操、立ってする体操を行いました。

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(体操の様子)

 参加者の方からは「大変参考になりました」や「分かりやすかった」などのご意見を頂きました。
また、近隣施設の職員の方からも「今後取り入れていきたい」などの感想があり大変有意義な時間を過ごして頂けたのではないかと思われます。今回の介護教室により皆様に転倒予防の対策やご自宅などで行える運動に役立てて頂ければ幸いに思います。
 今後も介護教室で皆様に色々なことをお伝えしていきたいと考えております。

☆次回の介護教室・健康教室のご案内☆
(第37回健康教室)
・日時:平成24年11月28日(水) 13:00~14:00
・テーマ:「心臓と脳の病気に関するお話」
・講師:循環器内科 野村 勝彦
・場所:1階外来待合

(第36回介護教室)
・日時:平成24年12月22日(土) 12:30~13:30
・テーマ:「床ずれ(褥瘡)予防~“動けない”を体験してみよう~」
・講師:看護師長 石田 敬子
・場所:1階リハビリテーション室  
お問合わせ先:荒木脳神経外科病院 地域連携室 TEL:082-272-1114
※各教室で開催時間が異なっております。お間違えのないようにお越しください。

(文責:リハビリテーション部 理学療法士 清水 真宏)

 去る11月6日(火)18:30~当院5階研修室にて、広島県移植コーディネーターとして活躍されている山本京子さんをお招きし、「臓器移植事始め~臓器移植の知識を基礎の基礎から~」というテーマでご講演頂きました。
 当日は、移植コーディネーターの役割から臓器移植・提供の基礎知識、日本における移植医療の現状、日本と海外における移植医療、臓器提供の意思表示など臓器移植に関する多岐にわたる貴重なご説明をして頂きました。
 日本は他国と比較し移植後進国であり、移植件数に著明な差があるという現状、また、2010年施行の改正臓器移植法後も、臓器提供件数の著明な増加は生じていないということ学び、個人レベルでの臓器移植に対する意識を改革し、十分に見極めた上で、臓器提供の意思表示などの個々で可能なことから取り組んでいこうと思いました。

文責:リハビリテーション部 長澤 由季

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 去る平成24年10月18日(木)、1階リハビリテーション室にて回復期リハビリテーション病棟にご入院中の患者さんを対象とした「秋の大運動会」が行われました。この運動会は、毎月一回実施している回復期リハビリテーション病棟レクリエーションの一環として開かれ、赤チーム12名、白チーム13名に分かれ、総勢25名の患者様が、①ボールリレー、②玉入れ、③綱引き、の3つの競技をチーム一丸となって取り組みました。

 結果は、第一競技のボールリレーは2対1で赤チームの勝ち。 第二競技の玉入れは73対71で白チームの勝ち。中央のカゴをめがけて一生懸命玉を投げ入れておられました。
第三競技の綱引きは、 “重り”を置いたキャスター付き椅子を引いて、先にチームの陣地に引き入れた方が勝ち、というルールで行ないました。一回戦はみなさんの力が強すぎて、すぐに終了。二回戦、三回戦は男性スタッフを重りにして再チャレンジ!結果は赤チームの勝ち。患者さん同士で声を掛け合ったり、応援しあったり、勝ち負けを争うことで普段の治療場面ではなかなか見られない患者さんの表情や一面をみることが出来ました。
最後の表彰式は、赤チーム代表のKさんが賞状を受け取られた後、患者さんが作成されたくす玉を割り、大歓声の中「秋の大運動会」は終了しました。

 来月からの回復期リハビリテーション病棟レクリエーションも患者さんの入院生活の中に季節感や生活感をもたらし、快適な入院生活につながる企画・開催していこうと思っています。

文責:看護部 濱田あゆみ

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 去る10月1日(月) 18:30より当院5階研修室にて、教育委員会主催による「第6回学会発表における院内事前発表会」が開催され、46名の職員が参加しました。
 当院では、近年、診療部を始めとして各部署とも学術活動に積極的に取り組んでおり、中でも院外発表の際は、必ず事前に職員の前でプレ発表を行なうようにしています。
 今回の発表者の一人目は、平成24年10月10~13日に札幌コンベンションセンター(北海道)で開催される「リハビリテーション・ケア合同研究大会 札幌2012」にて口述発表予定の木村理学療法士が「通所リハビリテーション療法士が定期的に居宅訪問を実践して」とういう演題を発表しました。二人目は、平成24年10月12~13日にアルカス佐世保(長崎県)で開催される「第14回日本医療マネジメント学会学術総会」にて口述発表予定の嶋田診療情報管理室係長が「退院調整を目的とした多職種カンファレンス」についての演題を発表しました。三人目は、平成24年11月11日に広島医師会館で開催される「第65回広島医学会総会」にて演題を出している沖院長から「インターネットを利用した地域連携」についての発表でした。
 質疑応答では活発な議論が交わされました。自分の作成した発表資料というのは、どうしても自分本位になりやすく、必ずしも聞く側にとって分かり易い内容となっていない場合があります。様々な部署の職員同士が活発に議論することによって、客観的に分かり易い資料を仕上げるヒントを得る事ができました。
このたびご指摘いただいた点を本番までに修正し、光臨会の代表に相応しい発表にしたいと思います。

文責 : リハビリテーション部  木村隼人

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 平成24年9月26日(水)に、「脳卒中における臨床検査」について、当院の臨床検査技師 西田 麻衣子より講演を行い、20名の方々にご参加頂きました。
 この度は、健康教室で初めて、臨床検査技師が講師を行いましたが、臨床検査技師という職種を今まで知らなかった方も多いのではないでしょうか。臨床検査技師は医師の指示のもと、血液検査や生化学検査、細菌検査などの検査を行っています。
 講演では、当院で行っている臨床検査や、患者様からよく聞かれる質問(例:採血の前に食事を摂ってもよいのか? 答え:食事を控える)等を紹介しました。また、検査結果から脳卒中の危険因子である高血圧、糖尿病、高脂血症、心房細動などの病気を発見することができるとの説明があり、脳卒中の専門病院である当院においての検査の重要性についても理解できました。
この度の講演は、普段あまり耳にすることがない、医療現場の検査について知る良い機会になったのではないでしょうか。

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次回は以下の通りで開催いたします。是非、奮ってご参加ください。

☆次回の介護教室・健康教室のご案内☆

(第35回介護教室)
・日時:平成24年10月27日(土) 12:30~13:30
・テーマ:「転倒予防体操~こけないための元気な足腰づくり~」
・講師:理学療法士 中村 えり
・場所:1階リハビリテーション室

(第37回健康教室)
・日時:平成24年11月28日(水) 13:00~14:00
・テーマ:「心臓と脳の病気に関するお話」
・講師:循環器内科  野村 勝彦
・場所:1階外来待合

・お問合わせ先:荒木脳神経外科病院 地域連携室 TEL:082-272-1114
※各教室で開催時間が異なっております。お間違えのないようにお越しください。

(文責:地域連携室 倉本 真由美)

 去る9月27日(木)18時30分~、当院1階リハビリテーション室にて、感染防止対策委員会が主催し、広島市立安佐市民病院 医療支援センター 感染管理認定看護師の大野公一氏をお招きし「感染防止対策―環境整備と手洗い」というテーマで研修会が開催されました。今回は「洗浄・消毒・滅菌」と「院内にある感染症発生環境ラウンド」について実践例も交えて分かりやすく教えていただきました。

 「洗浄・消毒・滅菌」は主に患者様に使用した物品の処理方法についてのお話で、感染症の有無によって方法を変更するのではなく、どのように使用されるのか、また使用時に患者が受ける感染のリスクはどうかを考え、処理方法を選択するものでした。その中で最も大切なのは「洗浄」であり、どんな方法でも洗浄なくして消毒、滅菌は完全に行えないということを学びました。「環境ラウンド」では院内でよく見かけるものの配置や習慣的行為に潜む感染症の発生源について実際の現場の写真を交え教えていただきました。そこでは院内で見かける風景の中でちょっとした気づきや工夫の実践により感染症を防げることを学びました。
 これからも患者様に安心できる医療環境を提供できるよう、このたび学んだ知識による感染予防対策と日ごろの気づきや創意工夫により感染予防対策を心がけていきたいと思います。

文責:リハビリテーション部 言語聴覚士 常光七穂

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 去る9月20日(木)18:15~当院5階研修室にて、接遇・美化委員会主催で「第4回接遇研修会」が開催されました。今回は「電話応対」がテーマで、実際の場面を想定した良い応対と悪い応対の例から、自分の応対について考え直す良い機会となりました。
 電話を通して会話する時には、相手の話し方や言葉遣い、声の調子が与える印象が大きいということを学びました。敬語の使い方については、使い間違えやすい言葉を例に挙げてもらうことで、聞き手側が感じる印象を実感することができました。また、業務の中では、重要な伝達事項が多いため、声量や話す速度についても考え、伝えるための話し方を心がける必要があると感じました。
 今回の研修に参加して、電話応対の際には自分の対応がどのような印象を与えるのかを学ぶことが出来ました。咄嗟に電話に出た時にも正しい言葉遣いと落ち着いた応対が出来るよう、まずは日頃から正しい言葉遣いと話し方を考え、意識を高めていきたいと思います。

文責:リハビリテーション部 近藤絵梨

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 去る8月17日(金)19:00~西区の広島ダイヤモンドホテルにて、毎年恒例の福利厚生委員会主催によるビアガーデンを開催しました。
 今年は、理事長、院長をはじめ、職員・職員家族合わせて75名と大勢の参加となりました。ホテルの屋上にある会場は少し暑かったですが、時折、涼しい風が吹き抜ける中でのバイキング形式の美味しい食事とお酒で楽しく盛り上がりました。席が自由となっていたこともあり、席移動しながら、様々な部署の職員の方々と交流ができ、大いに親睦も深まりリフレッシュ出来ました。
 来年も多くの職員の皆様に参加していただきたいと思います。

文責 : リハビリテーション部 上野朝子(福利厚生委員)

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 去る8月16日(木)に毎月恒例の回復期リハビリテーション病棟レクリエーションとして「夏祭り」を開催しました。1階リハビリテーション室を会場とし、31名もの入院患者様に参加頂き、大規模でとても盛り上がった夏祭りとなりました。
 会場にはヨーヨー釣り、輪投げ、ボーリング、魚釣りの4つのゲームを用意し、患者様に各ブースをペアとなるスタッフと一緒にまわっていただきました。ゲームごとに得点が出るようにしていた為、皆様真剣に、そして楽しそうにゲームに取り組まれていらっしゃいました。また、ドリンクコーナーやくじ引きコーナーも設け、ゲーム以外でも楽しめるよう工夫をしました。後日、患者様から「とても楽しかった」「またやってほしい」と声をかけていただき、スタッフ一同大変嬉しく思っています。
 今後もスタッフ一同で協力しながら、回復期リハビリテーション病棟ご入院中の患者様に楽しんでいただけるようなレクリエーションを企画していきたいと思います。

文責 : リハビリテーション部 町野 綾

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平成24年8月25日(土)に、当院の看護部 介護福祉士 濱田 あゆみが「オムツの上手な使い方、選び方~オムツ介助を体験してみよう~」というテーマで当院1階リハビリテーション室にて第34回介護教室を開きました。地域の方々や患者様、ご家族様などに参加して頂きました。

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 講義ではオムツの使い方、選び方の説明があり、その後、少人数のグループに分かれ実際にオムツの使い方を実践しました。実技の中で、介護者の負担を軽減させるためにも、適切なオムツの選び方やオムツ交換時の動作ポイントを紹介しており、皆さん真剣に聞き入っておられました。参加者の皆さんからはオムツについての質問や実際の在宅介護における悩み相談などの話が飛び交いました。中には見ているだけでは気づかないオムツ交換の大変さを実感する方、オムツの種類を知らずに適したオムツを使用できていなかった方などもおられました。
 介護者が正しい知識を持ち、正しく介助を行うことが、介護を受ける側の快適な生活に繋がることを改めて感じることができた教室となりました。

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(実技の様子)

 今後も介護教室では皆様の生活に役立てるよう、色々なことをお伝えしていこうと思います。多くの方の御参加をお待ちしております。

☆次回の介護教室・健康教室のご案内☆
(第36回健康教室)
・日時:平成24年9月26日(水) 13:00~14:00
・テーマ:「脳卒中における臨床検査~臨床検査についてご存知ですか?~」
・講師:臨床検査技師 西田 麻衣子
・場所:1階外来待合

(第35回介護教室)
・日時:平成24年10月27日(土) 12:30~13:30
・テーマ:「転倒予防体操~こけないための元気な足腰づくり~」
・講師:理学療法士 中村 えり
・場所:1階リハビリテーション室
お問合わせ先:荒木脳神経外科病院 地域連携室 TEL:082-272-1114
※各教室で開催時間が異なっております。お間違えのないようにお越しください。

(文責:リハビリテーション部 作業療法士 竹本 萌)