第53回五福の会健康教室開催
平成27年5月27日(水)に第53回健康教室を開催いたしました。今回は、「頭痛とうつ病について」をテーマに、脳神経外科主任部長 渋川 正顕が講師を務めさせていただきました。
今までに頭痛を経験された方は多数おられると思いますが、病院を受診した方が良いのか、受診をしたけれど原因がはっきりとしないという方がおられるのではないでしょうか。今回は、頭痛症状の危ないサインや頭痛とうつ病との関係ということで、ポイントを抑えながら説明させていただきました(講義内容の一部について下記参照)。
【頭痛の危ないサイン】
・突然の頭痛。
・今までに経験したことがない頭痛。
・いつもと様子の異なる頭痛。
・頻度と程度が増していく頭痛。
・50歳以上以降に初発の頭痛。
【うつ病に伴う頭痛の特徴】
・通常の頭痛薬・鎮痛薬の効果が乏しい。
・持続時間、罹病期間が長い。
・頭痛以外の身体的、心理的問題がある。
・心気的訴え、不安定愁訴が目立つ。
さらに高齢者では・・・
・気力がでない、口数の減少。
・落ち着きのなさ、不安・焦燥感が強い。
上記ポイントを日々の生活の参考にしていただければと思います。一般的頭痛もうつ病に伴う頭痛も周囲の環境により、程度が左右されます。急がず、ゆっくり治療しましょう。
☆健康教室・介護教室のご案内☆
(第54回健康教室)
・日時:平成27年7月30日13:00~14:00
・テーマ:「認知症について勉強しましょう」
・講師:脳神経外科 谷 到
・場所:1階外来待合
(第50介護教室)
・日時:平成27年6月27日12:30~13:30
・テーマ:「薬の正しい知識・飲み方」
・講師:薬剤部長 松下 永利子
・場所:1階リハビリ室
・お問合わせ先:荒木脳神経外科病院 地域連携室
TEL:082-272-1130(地域連携室直通)
※各教室で開催時間が異なっております。お間違えのないようにお越しください。
(文責:地域連携室 漆谷 恵美)