特別講演「ベトナム社会主義共和国の医療制度の現状と課題」を開催いたしました。
去る3月17日(土)、当院が友好協定を締結しているダナン病院※より、副院長 兼 脳神経外科課長 NGUYEN NGOC BA 先生をお招きして、「ベトナム社会主義共和国の医療制度の現状と課題」というテーマで御講演いただきました。
当日は近隣医療機関の方々も医療関係の方々も越しになり、当院職員併せて80名余りの参加となりました。
御講演はベトナムの社会情勢から始まり、医師をはじめとする医療従事者の数、保険の仕組み、地域医療との連携、現状の課題などベトナムの医療を取り巻く状況について多岐に渡りご説明くださいました。
ベトナムの医療は日本と比べると、最新の医療機器が不足していることも関係し、まだまだ発展させなければいけないとのことでしたが、東洋医学と西洋医学を併用して患者様の治療にあたっているなど日本の医療現場との違いについて学ぶことができました。さらに、ベトナムにおけるリハビリテーションに対し強い興味と関心を抱きました。
※ ダナン病院はベトナム社会主義共和国において、ホーチミン、首都ハノイに次ぐ人口第3位の
ベトナム中部の主要な港湾都市として有名なダナン市に位置し、1945年以前に設立され、現在は
1,200床を超える病床を備えた地域の基幹病院として地域医療に貢献されています。荒木脳神経
外科病院では、学術及び文化の交流を深めてゆきたいと考え、2011年9月17日にダナン市におい
て、ダナン病院との間に姉妹病院として友好協定を締結しました。
文責:リハビリテーション部 落合 香織