「DMATの活動報告」研修が開催されました
去る6月7日(木)18:30~当院5階職員研修室にて、教育委員会主催、当院麻酔科医師の森川真吾先生による職員研修「DMATの活動報告」が開催されました。森川先生は、昨年の東日本大震災にて、DMATの一員として、被災地に入り医療支援を行ってこられました。今回の研修では、DMATの説明や実際の活動報告が拝聴できる貴重な研修となりました。
「DMAT」とは、日本語にすると、「災害医療支援チーム」となります。DMATは機動力・自己完結力を持ち、災害急性期に活動できる専門トレーニングを受けた救急医療チームです。1チームは医師・看護師・業務調整員を含めた5~8名で編成されます。DMATが行う活動は、被災地現場活動、被災地内の病院支援、広域医療搬送があります。それらの活動を迅速に行うように、編成チーム全員で研修プログラムを受講し日々の災害医療に備えられていました。
実際に東日本大震災発生時の招集から活動の話をお聞きしました。自らで自走するなど自己完結力が必要など知らなかったこともあり、福島原発の放射漏れがあった中で、懸命に救急外来の支援活動にあたられた話を聞いて、大変なご苦労をされたと思いました。
今回の研修を受け、当院でもDMATと協力して患者の受入を行う可能性があることを知り、災害医療現場を知る事ができました。今回研修が学んだ事を今後の業務に活かしていきたいと思いました。
文責:診療情報管理室 嶋田 貴志