褥瘡予防研修会が開催されました
去る6月14日(木)18:30~当院1階リハビリテーション室にて褥瘡予防対策委員会が主催し、株式会社ケープの金子麻子さんを招き『ポジショニング勉強会「与える」から「参加する」へ』の研修が行われました。
内容は、職員がモデルとなり体位変換を実演するなど演習中心で、とても興味深く、わかりやすい内容でした。また、褥瘡予防だけでなく、体位変換、肺炎予防、拘縮予防についての方法も説明され、体位変換の重要性、その結果として適切なポジショニングが可能になることを学ぶ良い機会となりました。
また、ポジショニングの概念を2人一組で実際に体験した際には、介護者が緊張すると患者も緊張する「オイトニー」、介入しても不快に感じにくい身体の硬い骨に覆われた部位の「クローズドサイド」と身体の中でも軟らかく不快を感じる部位「オープンサイド」を意識して介入する方法、力任せにまっすぐに力を加えずに左右時間差で力を加える「ら旋の動き」など、やり方を少し変えるだけで適切なポジショニングを行えることが分かり、とても勉強になりました。
研修翌日から、学んだことを意識して病棟で実際に体位変換を行ってみました。無駄な力を使わず、今までより少ない力でも体位変換ができるとともに、患者様にとってやさしい体位変換ができるようになったと感じています。これからも、リハビリスタッフと看護師で協力して体位変換やポジショニングを行っていけたらと思います。
文責:看護部2階病棟 蔵重真里