お知らせ

第15回日本病院脳神経外科学会に参加して

 去る平成24年7月14日(土)・15日(日)、北海道函館市にある函館国際ホテルにて『第15回日本病院脳神経外科学会』が開催されました。当院からは、理事長・院長を始めとし各部署から17名もの職員が参加し、診療部2演題、看護部3演題、薬剤部1演題、リハビリテーション部3演題、食養部1演題、事務部2演題、地域連携室1演題と計13演題の発表をしてきました。又、シンポジウム「脳卒中急性期リハビリテーション」の座長を荒木理事長が、「クモ膜下出血・脳動脈瘤」セッションの座長を沖院長が、「チームアプローチ」セッションの座長を島田看護部長が、「急性期評価・呼吸」セッションの座長を今田リハビリテーション部長が務めました。
 「思いやりの心とチーム医療~安全・良質・高度な脳神経外科医療を目指して~」のテーマのもとに282演題の発表が行なわれ、職種を越えて多くの発表を聞くことができました。「他病院でのチームアプローチの取り組み」や、「音楽療法の効果」などとても興味深い内容についても多数発表されており、中でも、「SCU(脳卒中ケアユニット)における肺炎予防への取り組み」についての発表では、呼吸管理における病棟との連携の重要性、リスクに関する共通認識の重要性について強く言われており大変印象に残りました。当院にも呼吸管理を必要とする患者様は少なくなく、看護師への呼吸介助指導など当院でも活かし、チームアプローチを再度見直していきたいと思います。
 学会1日目終了後の懇親会では、美味しい海産物を堪能し、マグロの解体ショーや舞踊など多くの楽しい催しがありました。世界三大夜景の一つである「函館山からの夜景」を眺めることもできましたが、併せて広島では考えられないほどの7月の寒さを体感しました。広島の気候と同様と思ったのか、半袖を着て来る人もいましたが、誰一人として風邪をひくことはなく、さすが医療従事者の集団でした。
 自身にとって今回、初めての全国規模の学会での発表であり、自身にとって貴重な経験をすることが出来ました。又、普段同じ院内にいながらも、日常業務の中ではなかなか話すことのできない他部署の方と話す機会が多く持てたことは非常に良かったです。むしろ、意外な一面を垣間見ることができ、日常業務に戻ってからもより密なチームアプローチを行うことができると思います。

文責 : リハビリテーション部 流田 良治

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