季節の食材を使った春メニュー
春の彩りちらしを紹介します。
菜の花、筍、海老などの淡い彩りが春を感じさせる一品です。 市販のちらし寿司の素を使うことで、気軽に作ることが出来ます。
春の食材 ~菜の花~
菜の花は独特の苦味が美味しい、春に旬を迎える緑黄色野菜です。栄養素の種類が多く豊富なことで知られています。
菜の花にはビタミンA・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンC・カルシウム・鉄などを多く含み、その含有量は春野菜の中でもトップクラスです。ビタミンAの含有量はほうれん草と同等ですが、ビタミンCは2倍、カルシウムは3倍、鉄分はニラの4倍量を含んでいます。
ビタミンAやビタミンCは体の免疫力を高め、風邪やがん予防に効果が期待できるとともに、美肌をつくる効果もあります。体内の塩分バランスを保つカリウムも豊富で、高血圧予防に役立つため、血圧が気になる方の食事に適しています。また、菜の花に含まれるアルカロイドには疲労回復やストレス解消などに効果があると言われています。
つぼみには花を咲かせるための栄養がぎっしりと詰まっているため、つぼみを食べる菜の花はとても効率良く栄養を摂ることができるのです。 この時期にしか味わえない栄養満点な菜の花を食卓に加えてみてはいかがでしょうか。
(文責:食養部 管理栄養士 伊藤 佳奈)